人民網(wǎng)日本語版 2016年9月26日(月) 10時(shí)40分
拡大
中國(guó)人民銀行(中央銀行)は21日、米國(guó)初の人民元決済銀行として、中國(guó)銀行ニューヨーク支店を指名したと発表した。
中國(guó)人民銀行(中央銀行)は21日、米國(guó)初の人民元決済銀行として、中國(guó)銀行ニューヨーク支店を指名したと発表した。上海証券報(bào)が報(bào)じた。
これは人民元の國(guó)際化において、大きな一歩となる。その他、10月1日からは、人民元が國(guó)際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の構(gòu)成通貨になる。人民元の國(guó)際化は現(xiàn)在、どれほど進(jìn)み、今後どの方向へ向かっていくのだろう。人民元高が止まり、人民元安に転じている今、各國(guó)が人民元資産を所有する原動(dòng)力はどこから來ているのだろう?
■人民元高がストップ
各國(guó)が人民元を欲しがるのはなぜなのだろう?2014年の上半期ならその答えは非常に簡(jiǎn)単で、「中?長(zhǎng)期にわたって人民元高」となっていたからだ。中國(guó)は01年に世界貿(mào)易機(jī)関(WTO)に加盟して以降、比較的短期間のうちに世界最大の貨物貿(mào)易大國(guó)となった。その過程で、中國(guó)は大量の外貨を貯え、その額は一時(shí)約4兆ドル(約400兆円)に達(dá)した。人民元も、ゆっくりではあるものの継続的かつ安定して価値を高めていたのだ。
當(dāng)時(shí)、各國(guó)にとっては、「人民元資産を枕の下に置いておいても価値が高まる」という狀況だった。しかし、14年上半期から、長(zhǎng)期にわたった人民元高の勢(shì)いが止まり、昨年8月11日の人民元切下げ以降、人民元安の予想が非常に高まった。それでも、各國(guó)には人民元資産を所有する原動(dòng)力があるのだろうか?
この點(diǎn)に関して、中國(guó)人民銀行貨幣政策二司の周誠(chéng)君?副司長(zhǎng)は、「SWIFT(國(guó)際銀行間金融通信協(xié)會(huì))の統(tǒng)計(jì)によると、5月末の時(shí)點(diǎn)で、人民元の世界における受容性は、2年前の約18%から36%以上に上昇した。つまり、ここ數(shù)年は人民元安の予想と傾向にあり、人民元を売卻する機(jī)構(gòu)もあるものの、人民元の世界における受容性は2倍以上になっているということ」と説明する。
では、各國(guó)が人民元を受け入れ、資産として人民元を所有する動(dòng)機(jī)はどこから來ているのだろう?他の國(guó)の國(guó)債の利回りと中國(guó)國(guó)債の利回りを比較するとその理由が浮かび上がって來るかもしれない。21日、日本國(guó)債の10年物の利回りがここ3カ月で初めて0%になった。これまではずっとマイナス利回りとなっていた。ドイツとフランス國(guó)債の10年物の利回りも同様だ。また、EU離脫が決まった英國(guó)の國(guó)債10年物の利回りも1%以下に落ち、米國(guó)國(guó)債の10年物の利回りも1.6?1.7%となっている。
「中央國(guó)債登記結(jié)算」の統(tǒng)計(jì)によると、今月21日、中國(guó)國(guó)債の10年物の利回りは2.75%。資質(zhì)の良い省級(jí)地方政府が発行する地方債の利回りなら3%以上となっている。つまり、海外の機(jī)構(gòu)も中國(guó)の銀行間債券市場(chǎng)で投資するなら、リスクなしで3%以上の利回りを確保できるのだ。
これにより、中國(guó)人民銀行が昨年から金融市場(chǎng)を開放する一連の措置を講じていることを説明できる。例えば、昨年7月、海外の中央銀行系の機(jī)構(gòu)も、人民元資産を使って銀行間債券市場(chǎng)で投資を行うことを容認(rèn)した。參入や額、取引する商品などに制限はない。また同年9月には、海外の中央銀行系の機(jī)構(gòu)を?qū)澫螭?、銀行間外國(guó)為替市場(chǎng)の取引に參加することを認(rèn)め、今年2月には、資格を満たす海外の商業(yè)銀行、保険會(huì)社、証券會(huì)社、ファンド管理會(huì)社などの金融機(jī)関が銀行間債券市場(chǎng)で投資を行うことを容認(rèn)した。
周副司長(zhǎng)は、「人民元高の流れは変わったが、海外で人民元資産を所有している人でも中國(guó)経済の成長(zhǎng)の恩恵を受けられるようになった」と説明する。
■海外の資産家の人民元所有意欲が右肩上がりへ
10月1日からは、人民元がIMFのSDR構(gòu)成通貨になり、IMFにおいても、その189の加盟國(guó)においても、理論上、人民元を準(zhǔn)備通貨とすることができるようになる。
現(xiàn)在、世界の中央銀行の準(zhǔn)備資産は約11兆4600億ドル(約1146兆円)。そのうち、人民元が占める割合はわずか1.13%にとどまっている。しかし、周副司長(zhǎng)は、「人民元がSDR構(gòu)成通貨になれば、中央銀行系の機(jī)構(gòu)だけでも、準(zhǔn)備通貨に人民元が占める割合は短期間のうちに4%以上に上昇する」と予測(cè)している。
中國(guó)の銀行間市場(chǎng)債券のホスティング量は約70兆元(約1050兆円)。そのうち、中國(guó)人以外が所有する債券殘高は1%以下だ。IMFの研究によると、ほとんどの成熟した市場(chǎng)や新興市場(chǎng)、外國(guó)人が所有する本國(guó)の債権の割合は通常10?20%となっている。
「2016人民元國(guó)際化報(bào)告」では、「人民元SDRの構(gòu)成通貨になれば、外國(guó)の資産家の人民元に対する信頼は右肩上がりになり、人民元資産を所有したいという意欲も強(qiáng)くなっていくだろう」と予測(cè)している。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集KN)
この記事のコメントを見る
Record China
2016/9/17
2016/9/10
2016/8/31
八牧浩行
2016/8/19
2016/8/8
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら
業(yè)務(wù)提攜
Record Chinaへの業(yè)務(wù)提攜に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る