數(shù)年前から、「中國人青年が外國人女性と結婚する」というニュースをたびたび耳にするようになった。時代の移り変わりに感慨を抱くと同時に、國際結婚はだんだんと一般の人々に受け入れられるようになったことが見て取れる。新華網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

○最も「開放的」な地域は？

1970年代末、中國が改革開放政策を推進するのに伴い、國際結婚がますます増加した。國家統(tǒng)計局のデータによると、2015年、中國國民と外國人、華僑および香港?澳門?臺灣地區(qū)住民との婚姻件數(shù)は4萬1千件に達した。首位は広東省、トップ5は南方都市が獨占した。

○「裕福な地域」ほど、より「開放的」

國際結婚は、文化の衝突と融合が起こるだけではない。あらゆる結婚と同じく、結婚生活を続ける上で、ある程度の物質(zhì)的基盤が必要だ。それでは、「経済的に豊かな」地域では、國際結婚がより多いのだろうか？統(tǒng)計データによると、外國人、華僑および香港?澳門?臺灣地區(qū)住民との婚姻件數(shù)ランキング上位10?。ㄗ灾螀^(qū)?直轄市）において、GDP総額が全國トップ10に入っている?。▍^(qū)?市）の割合は半數(shù)にとどまった。このことから、國際結婚は「裕福な」人だけに起こる現(xiàn)象ではないことが分かる。

○國際結婚で経済動向の予測が可能か？

「國境を越える愛」によって、経済の動きを予測することは可能なのだろうか？以前、専門家が日本のバブル経済崩壊前後での國際婚姻件數(shù)の比較を行ったところ、國際婚姻件數(shù)は、経済が落ち込む2年前から減少傾向を呈していることが判明した。

2008年に金融危機が発生したが、その前の2006年から2007年にかけて、中國の國際婚姻件數(shù)は減少。その後著実に回復した。だが、國際結婚は、経済情勢の影響を受けるだけではない。國家の開放度や文化の認可度も影響要因となる。1997年にアジア金融危機が訪れる前、1995年から1996年にかけて、中國における婚姻件數(shù)は増加傾向を呈した。

○「愛し合う」のは容易だが、「結婚生活の維持」は難しい？

民族?人種?宗教?文化?習慣?地域という垣根を越えなければならない國際結婚は、同民族同士の結婚に比べ、結婚生活を維持することがより難しいようだ。米大手出版社ジョン?ウィリー＆サンズの調(diào)査から、白人同士のカップルに比べ、異人種同士のカップルの離婚率はかなり高いことが明らかになっている。

○「別れた」後に再びめぐり合った？

現(xiàn)在有力視されている「アフリカ起源説」によると、現(xiàn)代型人類の起源はアフリカにあり、ヨーロッパ人、アジア人、オセアニア人、アメリカ人の祖先は、アフリカを離れてそれぞれの地に赴いた。つまり、我々の祖先は全員、かつて一緒に生活していた時代があり、その後各地に分かれたというわけだ。だが、時代や狀況が移り変わった今、國際結婚を通じて、昔の「戀人」と再び結ばれることになった。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KM）