八牧浩行 2016年9月24日(土) 11時(shí)0分
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「第12回日中共同世論調(diào)査」のによると、領(lǐng)土を巡る日中間の軍事紛爭について「起こると思う」と考える人は、日本側(cè)が28.4%だったのに対し、中國側(cè)で62.6%と3人に2人に達(dá)した。中國で6割を超えたのは調(diào)査開始以來今回が初めて。資料寫真。
2016年9月23日、言論NPO(工藤泰志代表)は中國國際出版集団と共同で実施した「第12回日中共同世論調(diào)査」の結(jié)果を発表した。これまで改善に傾いていた日中両國民の意識が、再び悪化に転じた。領(lǐng)土を巡る日中間の軍事紛爭について「起こると思う」と考える人は、日本側(cè)が28.4%だったのに対し、中國側(cè)で62.6%と3人に2人に達(dá)した。中國で6割を超えたのは調(diào)査開始以來、今回が初めて。危機(jī)に対する「意識のズレ」が生じている點(diǎn)は注目される。
調(diào)査結(jié)果によると、現(xiàn)在の日中関係を「悪い」と見る日本人は、昨年と変わらず71.9%と、依然7割を越え、2014年から始まった改善傾向が止まった。一方、現(xiàn)在の日中関係を「悪い」と考える中國人は昨年から11ポイント増加して78.2%と8割近くになった。
現(xiàn)狀の日中関係を「悪い」とする評価は、中國では2013年をピークに改善に向かい、日本では一年遅れて2014年から改善が始まったが、この流れが転じたことになる。
この一年間の変化についても、日本人の44.8%、中國人では66.8%が「悪くなった」と判斷。今後の日中関係の見通しについては、「悪くなっていく」という見方が日本人では10ポイント増の34.3%、中國人でも9ポイント増の50.4%となった。両國民は今後の日中関係の改善に確信を持てないでいる。
相手國の印象が「良くない」「どちらかと言えば良くない」との回答は、日本側(cè)が計(jì)91.6%で、昨年の前回調(diào)査から2.8ポイント増。2005年の調(diào)査開始以來、14年の93%に次ぐ高い水準(zhǔn)。中國側(cè)は同1.6ポイント減の76.7%だった。
相手國への印象が良くない理由(複數(shù)回答)について、日本側(cè)は「尖閣諸島周辺の領(lǐng)海?領(lǐng)空をたびたび侵犯しているから」が64.6%で最多?!钢袊瑖H社會でとっている行動が強(qiáng)引で違和感を覚えるから」が51.3%で続いた。中國側(cè)は「侵略した歴史をきちんと謝罪し反省していないから」が63.6%で最も多かった。
領(lǐng)土を巡る日中間の軍事紛爭について「起こると思う」(「數(shù)年以內(nèi)に」「將來的に」の合計(jì))と考える人は、中國側(cè)の62.6%に対し、日本側(cè)は28.4%だった。
言論NPOの工藤泰志代表は「日本人は尖閣周辺や南シナ海などで繰り広げられる中國の行動に違和感を覚え、それに反発している。日本では安保法制が成立し、自國の防衛(wèi)のために米國との共同行動の範(fàn)囲が広がった。7月には、中國の立場を否定する南シナ海を巡る仲裁裁判の判決を巡って、様々な報(bào)道があった。中國の反論は大きく、その中で日本が米國と連攜して包囲しているという見方もあった。私たちが気にすべきなのは、こうした出口のない閉塞感が、安全保障面で行き過ぎた意識をもたらしていることだ」と語っている。
調(diào)査は8月13日?9月4日、日中両國の18歳以上の男女を?qū)澫螭藢g施。日本は1000人、中國は1587人から回答を得た。(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務(wù)取締役編集局長等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國、アフリカ、中東、アジア諸國を取材。英國?サッチャー首相、中國?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會見。東京都日中友好協(xié)會特任顧問。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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