2016年9月29日、中國(guó)で若い女性が自分のヌード寫真と引き換えに業(yè)者から金を借りる「裸ローン」が大きな社會(huì)問題となっている。

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「裸ローン」とは金を借りたい女性が自身の身分証明証を持ってヌード寫真を撮影、返せない場(chǎng)合はその畫像がネットでばらまかれる（販売も含む）という仕組みだ。返済期間の先延ばしを持ち掛ける業(yè)者に関係を迫られたり、売春を強(qiáng)要されるケースもあり、金を用意できない女性はやむを得ずこれに応じる。

斉魯晩報(bào)（山東?。─?8日付の記事によると、同省には少なくとも100人の「裸ローン當(dāng)事者」がいる。その多くが22歳以下だが、中には高校生もいるというから事態(tài)はさらに深刻だ。當(dāng)事者の1人、四川省から同省聊城市の學(xué)校に進(jìn)學(xué)した張雅さん（仮名）は2カ月前にネット上で借りた5000元（約7萬6000円）を「最後通告」として示された今月26日までに返すことができなかった。當(dāng)初、業(yè)者と約束した返済期日は1カ月後、金利は月20％。業(yè)者にしてみれば20％は常識(shí)的なレベルなのだという。結(jié)局、張さんは「金持ちの男性を紹介する。そうすれば借金も返せるし、安定した収入を得られる」という業(yè)者の言葉を受け入れてしまった。

四川省の小さな村で生まれた張さんは、學(xué)費(fèi)や生活費(fèi)をアルバイトで稼ぐ苦學(xué)生だ?！傅胤饯榇螭式证摔浃盲苼恧埔曇挨瑤冥盲?。同じ寮の學(xué)生が高価な物を持っているのを見てアップルのスマートフォンを買うためにローンを利用してしまった」と語る。別の女性は「犬の病院代が必要になった」。女性らは「交際にお金がかかる」「スマホを買いたい」「起業(yè)資金」「中絶手術(shù)を受けたい」などさまざまな理由で巨大なリスクがのしかかるローンに走る。

前述の斉魯晩報(bào)は「裸ローンは1年ほど前に中國(guó)南部で出現(xiàn)した。ここ數(shù)カ月で山東、北京、広東、江蘇、四川などで數(shù)百人の被害者が出た」と指摘する。このような狀況を受け、ある都市では大學(xué)生を?qū)澫螭恕窹2P金融（ネット上で個(gè)人間の金の貸し借りを取り持つサービス）に軽い気持ちで手を出さないで。女子大生は冷靜になって、裸ローンなどとは関わらないでほしい」と呼び掛ける講座が開催された。また、北京青年報(bào)は6月17日付の記事でこの問題に関する弁護(hù)士2人のコメントを紹介。業(yè)者側(cè)は「返済期限を過ぎた後の寫真取り扱いについては事前に借り手と合意済み」と訴えるが、2人は「合意があったとしても流布、販売した側(cè)は権利侵害責(zé)任、刑事責(zé)任、治安責(zé)任が問われる。畫像をばらまかれた女性はプライバシー侵害の被害者だ」「ヌード寫真の販売、拡散はわいせつ物の流布に當(dāng)たる。寫真を渡した女性も同様。本來、擔(dān)保にできる物ではなく、これを擔(dān)保とするのは違法行為」とそれぞれの見解を示した。

そもそも、ヌード寫真を擔(dān)保に取るという方法は「借り手の中には返済能力がないくせに高価な物を買うためにローンを申し込む學(xué)生もいる。貸し倒れの多さを見かねた業(yè)者が考え付いた」（関係者）。新學(xué)期が始まる9月は特に利用者が増える時(shí)期だという。斉魯晩報(bào)はある業(yè)者が口にした「もともと返す気のない學(xué)生もいるが、こっちにもいろいろな手段がある。焦げ付きが多いとはいえ利益は出ている」という言葉を紹介、「ヌード寫真を使って金の回収を進(jìn)める業(yè)者。他にどのような手口があるというのか」と締めくくっている。（翻訳?編集/野谷）