駐日中國大使、「來年はチャンス!日中関係改善の年になる」=“尖閣”に言及せず、前向き志向―國慶節(jié)レセプション

八牧浩行    2016年10月1日(土) 9時(shí)50分

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中國建國67周年を祝う國慶節(jié)レセプションが東京で開催され、程永華駐日大使が「來年は國交正?;?5周年を迎える。日中の相互信頼を醸成し、戦略的互恵関係を全面的に推進(jìn)、両國民に幸せをもたらすようにしたい」と呼び掛けた。寫真は挨拶する同大使。

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2016年10月1日、中國の建國記念日「國慶節(jié)」の記念行事が世界各地で開かれた。東京でも9月29日に建國67周年を祝う國慶節(jié)レセプションが開催され、日中の政官財(cái)言論界や世界各國の在京外交官ら約1000人が出席した。

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程永華駐日大使は挨拶し、「來年は國交正?;?5周年、平和友好條約締結(jié)40年を迎える。両國の各界が共に重要なチャンスを逃さず、責(zé)任感を強(qiáng)め、互いに脅威にならない協(xié)力的パートナーになることを再確認(rèn)すべきだ」と強(qiáng)調(diào)?!?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=中日'>中日間の相互信頼を醸成し、戦略的互恵関係を全面的に推進(jìn)、両國民に幸せをもたらすようにしたい」と呼び掛けた。

以前は國慶節(jié)で尖閣諸島をめぐる問題に厳しく言及することもあったが、今年の挨拶では関係改善への前向きのトーンを前面に打ち出した。同大使のあいさつ要旨は次の通り。

現(xiàn)在、中國國民は「2つの百年」の壯大な奮闘目標(biāo)と「中國の夢」を?qū)g現(xiàn)するために努力している。世界的金融危機(jī)の世界的な影響が続き、世界経済は回復(fù)力に乏しく、國際貿(mào)易の低迷が続く中、中國経済は満足できる成果を上げている。昨年のGDPは6.9%、今年上半期は6.7%で、主要エコノミーの上位にあるだけでなく、世界経済に対する寄與率も常に25%以上の高いレベルを保っている。

今年年初、中國は第13次5カ年計(jì)畫を打ち出し、小康社會の全面的実現(xiàn)という目標(biāo)を軸に、イノベーション、協(xié)調(diào)、グリーン、開放、共有という理念と一連の具體的措置を掲げた。改革を全面的に深化させ、経済のニューノーマルに適応し、経済発展パターンを転換する新たなスタートラインに立っている。

中國は先の杭州G20サミットを主催した。世界と深く相互に連動し、世界に向けて広く開放する新たなスタートラインにある。責(zé)任ある大國として、世界経済をけん引する主要なエンジンとなり、グローバル経済ガバナンスに積極的に取り組み、世界経済の発展に貢獻(xiàn)する。

中日両國は地域と世界の重要な國として、平和と発展に対し重要な責(zé)任を擔(dān)っている。長期にわたる健全で安定した中日関係の発展は、両國國民の利益に合致し、地域と世界の平和と安定に資する。中國は一貫して中日関係を重視している。近年、中日関係は一時(shí)重大な困難な直面していたが、中日関係の改善?発展に力を入れるという中國の基本的な立場に変化はない。

來年は國交正?;?5周年、平和友好條約締結(jié)40年を迎える。両國の各界が共に重要なチャンスを逃さず、責(zé)任感を強(qiáng)め、互いに脅威にならない協(xié)力的パートナーになることを再確認(rèn)すべきだ。両國関係を安定させ、改善させると同時(shí)に正常な発展の軌道に戻すよう努力すべきだ。相互信頼を推進(jìn)し、戦略的互恵関係を全面的に進(jìn)め、両國民に幸せをもたらすよう望んでいる。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務(wù)取締役編集局長等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國、アフリカ、中東、アジア諸國を取材。英國?サッチャー首相、中國?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會見。東京都日中友好協(xié)會特任顧問。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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