人民網(wǎng)日本語版 2016年10月4日(火) 1時10分
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ジョギングは今や世界中で大人気のスポーツだ。14億の人口を有する中國でも、ジョギングで體を鍛えることが徐々にブームとなっている。
ジョギングは今や世界中で大人気のスポーツだ。14億の人口を有する中國でも、ジョギングで體を鍛えることが徐々にブームとなっている。市場調(diào)査會社ニールセンが今年初めに発表したデータによると、中國の回答者の70%が「一番好きな運動はジョギング」と答えた。上海長距離走行協(xié)會が発表したデータによると、長距離走行レースに參加したことのある中國人は90萬人を超えた。人民網(wǎng)が伝えた。
ジョギング人気で、ジョギング消費も一層熱を帯びている。アリババ(阿里巴巴)體育集団が発表した今年上半期のネット通販サイトの天貓商城(Tmall)と淘寶(タオバオ)におけるスポーツ関連消費データでは、ジョギング消費は65億元(約987億円)に達し、サッカーやバスケットボールなどの人気スポーツのはるか上だ。それが中國のジョガーたちはウェア、シューズ、その他の消費財にかけたお金にすぎない。ここ數(shù)年、ジョギングのイベントがますます増加し、インターネット技術(shù)がますます発達するのにともなって、ジョギングから派生した産業(yè)チェーンもますます長くなっている。ここから、中國ジョギングブームの背後に巨大な商業(yè)的価値が潛むことがうかがえる。
▽中國でジョギングはなぜこれほど人気か
中國人の生活レベルの向上にともない、健康に気をつける人がますます増えてきた。2011年には國內(nèi)総生産(GDP)の1人當たり平均が5577ドル(約59萬5396円)に達し、15年は8016ドル(約81萬2662円)に増加した。調(diào)査によると、平均GDPが5000ドル(約50萬6900円)を超えた國ではジョギングをする人が大幅に増える。中國のジョガーは都市人口が主要な層で、これは都市に暮らす人々は仕事がハードで、生活リズムが目まぐるしく、體を鍛える時間が取れないという狀況と大きな関係がある。ジョギングはどこでもいつでもでき、都市の人々のスポーツとして、ワークアウトとして、最適だものと言える。
ソーシャルネットワーキング?サービス(SNS)の隆盛により、ジョギングは一部の人々の「見せたい」ニーズを満足させてもいる。ジョギングに関するすべてを友人と共有し、たくさんのジョガーが友人に「そそのかされて」ジョギングを始めたという。また、SNSは大勢のジョガーにとって走り続けるエネルギーを與えるものでもある。みんなが走っているのに、自分一人だけ走らずにいれば仲間に入れない。
▽長距離走行イベントがジョギング消費の「沸騰」を後押し
走る人が増えれば、ジョギング消費が企業(yè)の金鉱脈になる。ジョギングアプリケーション「阿甘跑歩」(ランアゲイン)の共同創(chuàng)設(shè)者?蔡■(災の火が邑)さんは取材に答える中で、「目下、中國のジョギング消費の圧倒的多數(shù)は初歩的段階に集中している。ウェアを調(diào)達する、イベントに申し込む、他都市でのイベントに參加するために移動?旅行する、トレーニング商品を購入するというのが、消費の主な方向性で、中國人ジョガーはウェアの調(diào)達に一番お金をかけている」と指摘した。
スポーツウェアやスポーツ裝備を購入するだけでなく、ジョガーの多くが自腹を切って他都市でのイベントに參加したいと考えており、そうなると參加費、移動の交通費、宿泊費がどうしても必要になってくる。「2015年中國ジョギング人口調(diào)査研究報告」によると、経験豊富なジョガーは他都市でのジョギングイベントに毎年平均3.7回參加し、そのための出費が3746元(約5萬6897円)に上り、全體ではジョギングに毎年約6935元(約10萬5334円)を使う。よくマラソン大會に參加するジョガーの90%が他都市での大會に參加したことがあり、海外での大會に參加したことがある人も9%いた。
消費のバージョンアップにともない、「ジョギングプラス旅行」が徐々に人々の視界に入ってきた。河北省衡水市は2012年に第1回マラソン大會を開催したところ、観光収入が300%増加した。マラソンイベントが都市観光産業(yè)にもたらす巨大な推進力を意識する都市がますます増えている。
▽インターネットプラスでジョギング消費が2回目のバージョンアップ
ジョギング関連アプリはジョガーになるための「標準裝備」だ。14年に大規(guī)模な広がりをみせ、たくさんのソフトウェアが資金調(diào)達に成功し、創(chuàng)業(yè)段階のエンジェル投資、初期段階のAクラス投資、成熟段階のBクラス投資をそれぞれ獲得し、投資規(guī)模は1000萬ドル(約10億1330萬円)に達した。
カード配り直しの時期を経て、ジョギング関連アプリはジョギング消費のより深い所に橫たわる資源を発掘し始めた。蔡さんによると、「これまでのジョギング関連アプリは単にデータを記録したり共有したりするものに過ぎなかったが、今やネットユーザーはアプリを使ってオンラインやオフラインでのトレーニングプログラムを組む、スポーツ保険を購入する、各種ジョギングイベントに申し込むなど、さまざまなことができるようになった」という。インターネットプラスの発展により、ジョギング消費の潛在能力が大いにかき立てられ、ジョギング消費は2回目のバージョンアップを遂げたのだ。
▽ジョギング消費はスポーツ産業(yè)の「豊かな鉱脈」
國家體育総局がまとめた統(tǒng)計データによると、15年に中國でフルマラソンを完走した人はのべ30萬人に達しなかった。10キロメートル以上の大會で成績を殘し、週に1回以上走るという人も3000萬人に満たなかった。先進國に比べ、中國ではジョギング習慣が日常に根付いた人の割合は依然低く、日本や米國などとは大きな開きがある。
だが開きが大きいということは、発展の可能性も大きいということだ。調(diào)査によると、15年の中國のジョガーたちの平均消費額は3601元(約5萬4695円)に上り、この數(shù)字に基づいて考えると、中國のジョギング人口が人口の10分の1に達すれば、ジョギング消費は少なく見積もっても5000億元(約7兆5943億円)に上る。ここから中國のジョギング消費ブームが中國におけるジョギングの発展にともなってますます熱を帯びることが予想される。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)
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