世界最大の「タワー型」に「バス停型」も、中國の巨大空気清浄機(jī)、深刻化する大気汚染対策、効果は?

Record China    2016年10月8日(土) 22時40分

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深刻化する中國の大気汚染に対応するため、北京市內(nèi)の公園に「タワー型」の世界最大の空気清浄機(jī)が設(shè)置された。中國では「バス停型」の巨大な空気清浄機(jī)も開発されたが、効果のほどは未知數(shù)だ。北京の公園に設(shè)定された巨大な空気清浄機(jī)

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2016年10月8日、北京名物としてすっかり定著した大気汚染。深刻化する汚染対策の一環(huán)としてPM2.5などの微小粒子狀物質(zhì)を除去する「タワー型」の世界最大の空気清浄機(jī)が市內(nèi)の公園に設(shè)置され、稼働を始めた。中國では「バス停型」の巨大な空気清浄機(jī)も開発されたが、いずれも実際の効果は未知數(shù)だ。

その他の寫真

人民網(wǎng)によると、中國各地の大気汚染は依然として深刻。國務(wù)院の「大気汚染防止行動計畫(大気十條)」が來年でその期限を迎えるが、北京市と上海市はまだ目標(biāo)達(dá)成しておらず、目標(biāo)との間に最も大きな差がある。目標(biāo)では北京市のPM2.5年間平均濃度は60μg/m3以內(nèi)だが、昨年の北京市の數(shù)値は80.6μg/m3。上海の2017年の目標(biāo)は49.6μg/m3以內(nèi)だが、昨年の実際のデータは53μg/m3だった。

1日からの國慶節(jié)(建國記念日)の大型連休中の北京市では、大気の「重度汚染」が2日連続で発生することが予測される「黃色警報」が発令され、せっかくの祝日が臺無しになった。北京の米大使館のウェブサイトによると、PM2.5を含む汚染指數(shù)は2日に「健康に極めて悪い」レベルの281を記録し、3日も「健康に悪い」レベルが続いた。

こうした中、人民網(wǎng)などによると、北京にある751D.Parkファッションデザイン広場に「世界最大」をうたう空気清浄機(jī)の塔が登場、9月29日から稼働を始めた。オランダ人の専門家が中國環(huán)境保護(hù)部の支援を受けて設(shè)計した。高さ7メートルで、名付けて「スモッグフリー?タワー」。

特許取得済みのオゾンを生成しないイオン化技術(shù)と、少量のグリーン電力を使って、1時間に3萬立方メートルの空気をつくり出す。スモッグとともに、空気中を浮遊するPM2.5およびPM10の粒子の75%以上を捕捉して回収し、タワーの周囲360度にきれいな空気を放出するため、タワーを取り巻くほぼ円狀の範(fàn)囲で空気がきれいになるとされる。

集めたほこりの粒は圧縮してアート作品としての指輪のセンターストーンを作ることができる。市民からは「焼け石に水」との聲もあるが、大気汚染のない將來に向けて市民を啓発する狙いもあり、「スモッグフリー?タワー」は今後、國內(nèi)を巡回する予定という。

中國では1年半前にも「バス停型」の空気清浄機(jī)も開発済み。人民網(wǎng)が伝えた新京報の記事によると、高さ2メートル、幅3メートルで、底部の吸込口から大気を取り入れ、內(nèi)部のろ過裝置によりP(guān)M2.5とPM10を除去し、清浄した空気を上部の吹出口から出す仕組みだ。研究データではPM2.5とPM10のリアルタイム濃度を平均40%削減できる。

この空気清浄機(jī)は、香港で最も賑やかな繁華街の一つであるクイーンズロードで、2カ月にわたり試験的に使用された。その後、北京の清華大學(xué)に寄贈され、キャンパス內(nèi)でテストするはずだったが、使われているかどうかは不明だ。(編集/日向)

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