2016年10月10日、新華社によると、中國(guó)の少年サッカーで八百長(zhǎng)が疑われる試合があり、波紋が広がっている。

今月5日、広州市で行われたU?11（11歳以下）の大會(huì)で“事件”は起きた。殘り1試合を殘した時(shí)點(diǎn)で、広東青苗と東山小爺が5勝1分で並んでおり、優(yōu)勝の行方はこの2チームに絞られていた。広東青苗は最後の試合で最下位の沙灣藍(lán)獅を相手に31?0で勝利し、2位の東山小爺に得失點(diǎn)で17の差をつけた。

そして問(wèn)題の試合が始まる。東山小爺が対戦したのはTikitakaというチーム。試合は接戦となり、一時(shí)はTikitakaが2?1でリードする展開(kāi)に。しかし、後半に風(fēng)向きが大きく変わる。東山小爺が立て続けにゴールを決め始めたのだ。

広東青苗の監(jiān)督は、「15?2になった時(shí)、Tikitakaの選手はキックオフから自陣に向かってドリブルしてシュートを放ち、ボールはゴールポストに當(dāng)たった。自分たちのゴールに攻撃する光景に、見(jiàn)ていた人はあっけにとられていた」と當(dāng)時(shí)の異様な様子を語(yǔ)った。

最終的に、東山小爺は25?2で勝利し、広東青苗を得失點(diǎn)差で逆転して優(yōu)勝した。広東青苗の監(jiān)督は「選手はみんな大泣きしていた。彼らの純粋な世界観では受け入れられなかったのだろう。こんなサッカーをしていいのか？」と話した。

なぜこのようなことが起きたのか?！皩?dǎo)火線”はそれまでの展開(kāi)にあったようだ。大會(huì)は地元の広州億達(dá)足球倶楽部が主催した一種の親善大會(huì)で、出場(chǎng)したのはトップリーグの下部組織ではなく、地域の小さなクラブチームのようだ。そのため、東山小爺やTikitakaは監(jiān)督やコーチ不在で、保護(hù)者の引率で大會(huì)に參加していた。

広東青苗はTikitakaとの試合に4?2で勝利したが、この試合でTikitaka側(cè)から広東青苗の選手について所屬外の選手を起用しているのではないかと大會(huì)本部にクレームが付けられた。さらに、広東青苗と東山小爺の試合では、広東青苗の選手がクリアしたボールが観戦していた東山小爺の保護(hù)者に直撃し、雙方が一觸即発の雰囲気になったという。こうした背景から、東山小爺とTikitakaの保護(hù)者が結(jié)託して八百長(zhǎng)に及んだのではないかとみられている。

広州市サッカー協(xié)會(huì)は、大會(huì)は同協(xié)會(huì)が関與したものではないが、スポーツ精神に著しく反し、非常に大きな悪影響を及ぼしているとして、主催した広州億達(dá)足球倶楽部とTikitakaに罰金や大會(huì)への出場(chǎng)禁止などの処分を科している。（翻訳?編集/北田）