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12日、森信親金融庁長(zhǎng)官が講演し、ドイツ銀行の経営不安説が歐州の金融市場(chǎng)を揺らしていることについて「歐州でも金利が下落しているので、銀行の収益性減退への懸念が歐州の銀行に対する不安につながっている」との認(rèn)識(shí)を示した。
2016年10月12日、森信親金融庁長(zhǎng)官が「金融行政の現(xiàn)狀と課題」と題して、日本記者クラブで講演した。ドイツ銀行の経営不安説が歐州の金融市場(chǎng)を揺らし、同銀を巡っては米司法省による巨額の和解金請(qǐng)求という新たな悪材料もくすぶっていることについて、「資産がクリーンになっているか、不良債権問(wèn)題がまだ解決されていないのではないかなどの懸念が背景にある」と指摘?!笟W州でも金利が下落しているので、銀行の収益性減退への懸念が歐州の銀行に対する不安につながっている」との認(rèn)識(shí)を示した。
リーマンショック(2008年)型の金融危機(jī)到來(lái)の可能性に関しては、「(各國(guó)とも)金融規(guī)制を強(qiáng)化しているので、銀行は以前に比べはるかにか安定して來(lái)ている」としてリーマンショック級(jí)の危機(jī)は避けられるとの見(jiàn)方を示した。ただ(1)シャドーンバンキング(影の銀行)、(2)新たなテクノロジーの発展に伴うサイバーセキュリティ、(3)人間を介さない機(jī)械による取引が巨大化した――などの問(wèn)題點(diǎn)を列挙。その上で、「グローバル化の進(jìn)展の中で巨額資金が一つの企業(yè)から急速に動(dòng)くようになった」と警告した。
「今は世界中の低金利がリスクになっているが、OPEC(石油輸出國(guó)機(jī)構(gòu))の減産合意で原油価格が1バレル60?70ドルになる可能性もあり、異なった様相を呈してくる。次のクライシスがどう発生するか分からない。小さな変化を見(jiàn)逃さずに、大きくなった時(shí)にどう影響を及ぼすかを見(jiàn)定める必要がある」と強(qiáng)調(diào)した。
また「かつて日本の不良債権問(wèn)題は土地への集中に起因した。分割投資し、常にリスクに備えるべきだ」と言明。「最後に頼りになるのは自己資本なので、自己資本比率規(guī)制を強(qiáng)化しており、金融危機(jī)の引き金を引くようなことはない」との見(jiàn)方を示した。
森信親長(zhǎng)官は、低金利と人口減少で経営環(huán)境が厳しい日本の地銀業(yè)界について、金融機(jī)関は規(guī)模が大きいほど経営が安定すると述べた上で、「小さくて特徴のない金融機(jī)関が一番の問(wèn)題だ」と問(wèn)題提起。こうした地銀に対し、「再編を含め持続可能な體制づくりを促している」と明かした。一方で「特徴があれば小さくても存続できる」とし、「特色のある地銀経営」を求めた。
ここ數(shù)年、地銀の間では経営統(tǒng)合による再編が相次いでいるが、森長(zhǎng)官は「単に持ち株會(huì)社をつくって2つの銀行をぶら下げる方式は、それだけならコストが増えるだけ」との見(jiàn)方を示し、「再編ありきでなく、経営の効率化につなげられるかがカギ」と強(qiáng)調(diào)した。
また「銀行と企業(yè)の考えにはギャップがある。金融機(jī)関は相変わらず擔(dān)保と保証に頼っている」と苦言を呈した。その上で「地元に密著して顧客をよく理解し、関係を築いている銀行は安定した経営を?qū)g現(xiàn)している」と力説した。(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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