<北朝鮮核開発>「中國外交の失敗?責(zé)任論」に猛反発、「関係各國の協(xié)力不可欠」―中國平壌大使館の元外交官が東京で會見

八牧浩行    2016年10月18日(火) 8時40分

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14日、中國の平壌大使館駐在員を務(wù)めた虞少華?中國國際問題研究院研究員が対北朝鮮外交について日本記者クラブで會見した?!赋r半島の非核に向け関係各國の協(xié)力による『対話と圧力』が不可欠」と指摘?!钢袊饨护问≌摗工洹钢袊呜?zé)任論」に強(qiáng)く反論した。

2016年10月14日、中國の平壌大使館の元外交官で北朝鮮問題に詳しい虞少華?中國國際問題研究院研究員が対北朝鮮外交について日本記者クラブで會見した?!赋r半島の非核に向け関係各國の協(xié)力による『対話と圧力』が不可欠」と指摘?!钢袊饨护问≌摗工洹钢袊呜?zé)任論」に強(qiáng)く反論した。同席した王星宇?中國人民大學(xué)國際関係學(xué)院副教授は「北朝鮮の問題は米朝の対立と南北朝鮮の対立によりもたらされた」との認(rèn)識を示した。両氏の発言要旨は次の通り。

<虞少華?中國國際問題研究院研究員>

中國の朝鮮半島外交は長年にわたってあまり変わっていない。中韓関係は戦略的パートナーシップに基づいて進(jìn)展している。半島の現(xiàn)狀を踏まえて南北統(tǒng)一を検討しなければならない。自主的な平和統(tǒng)一を支持するが、ここ十?dāng)?shù)年間、北の核問題がエスカレートしている。中國は半島の非核を望んでおり、関係各國の協(xié)力による「対話と圧力」が不可欠である。

北朝鮮の核開発をめぐり、中國が核開発を容認(rèn)したのではないかとの『中國外交の失敗論』や、核放棄を強(qiáng)く働きかけていないという『中國責(zé)任論』が指摘されるが、いずれも間違いだ。中國の外交は理にかなっており、國益と周辺國家の利益にも合致している。

中國は韓國への高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)配備や南シナ海、尖閣諸島など、中國周辺で起こる問題で、常に受動的であり、中國の対応が強(qiáng)硬だという指摘は當(dāng)たらない。

<王星宇?中國人民大學(xué)國際関係學(xué)院副教授>

北朝鮮の問題は米朝の対立と南北朝鮮の対立によりもたらされた。様々なステークホルダー(利害関係者)がこの地域で絡(luò)み合っており、中國の努力だけでは解決できない。THAAD配備により周辺地域に変化が生じる點について、注意深く見守っていく。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務(wù)取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國、アフリカ、中東、アジア諸國を取材。英國?サッチャー首相、中國?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會見。東京都日中友好協(xié)會特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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