中國人の本音は「二人っ子なんてお斷り」、なぜなら大人も子どももクタクタだから―米紙

Record China    2016年10月19日(水) 7時(shí)30分

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18日、參考消息網(wǎng)は米紙ワシントン?ポストが掲載した「中國の人々からは『二人目なんてほしくない』という聲が聞こえる」との記事を紹介した。寫真は中國の病院。

2016年10月18日、中國が約40年続けてきた一人っ子政策の廃止を発表して今月で丸1年を迎える。そんな中、參考消息網(wǎng)は米紙ワシントン?ポストが掲載した「中國の人々からは『二人目なんてほしくない』という聲が聞こえる」との記事を紹介した。

1979年に始まった一人っ子政策の影響を受け、中國の出生率は大幅に低下した。しかし、急激な高齢化が経済を圧迫。國はこれまでの方針を転換し、2013年に同政策を緩和、今年はついに正式撤廃へと踏み切った。各省では98日間だった産休が延長され、農(nóng)村の建物の壁には「二人っ子政策」を奨勵(lì)するスローガンが掲げられている。

しかし、問題は多くの人が二人目をほしがっていないという點(diǎn)だ。中國政府の発表によると、今年上半期の出生率は前年同期に比べ6.9%上昇し、メディアは「北京にベビーブーム到來」「大病院の産婦人科は診察を待つ人でいっぱい」などと報(bào)じたが、米カリフォルニア大學(xué)の王峰(ワン?フォン)氏は「これらの報(bào)道には誤導(dǎo)性がある」と指摘する。王氏によると、「中國の出生率は政府の目標(biāo)に達(dá)しておらず、人口が急増したという現(xiàn)象も起きていない」。13年に政策が緩和された際、二人目の出産が認(rèn)められる夫婦は1100萬組に上ったが、実際に申請を出したのはわずか18%だったという。國民の反応がいま一つだった理由について、同氏は「人々が大都市に移り住むにつれ、そこでの生活コストも上昇している。多くの人が結(jié)婚や出産を先延ばしにし、中にはこれらを放棄する人もいる」と語り、「短期的な人口増は期待できるが、長期的に見ると1組の夫婦が育てる子どもの數(shù)は平均1.5人を超えることはないだろう」との見解を示す。

9歳になる男の子を持つある男性は「自分も妻も二人目を育てるつもりはない。息子は土曜日だって遊ぶ時(shí)間がない。この社會(huì)で『敗者』にならないよう大人も子どもも必死。心身ともに疲れている」と語る。また、「われわれも一人っ子。みんな以前の政策に慣れている」とも。別の母親も「息子は5歳の時(shí)から英語、算數(shù)、絵畫を習(xí)っている。こうでもしなければ他の子に負(fù)けてしまう」と話し、夫の年収のほぼ3分の1にあたる1萬元(約15萬円)以上を塾代に充てていることを説明した。この女性は「二人目を望まない理由は経済的な問題だけではない。時(shí)間や気力を一人に注ぎ込むだけで疲れた。たくさんのプレッシャーに直面する子どもだって疲れている」とも訴えている。(翻訳?編集/野谷

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