八牧浩行 2016年10月19日(水) 5時(shí)0分
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20日、「漢字三千年―漢字の歴史と美」特別展が東京都八王子市の東京富士美術(shù)館で開幕する。西安にある日本人遣唐使?井真成の墓誌など國家1級文物23點(diǎn)を含む國寶級110點(diǎn)が展示される。これに先立ち、18日に開會(huì)式が行われた。寫真は開會(huì)式と展示品。
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2016年10月20日、「漢字三千年―漢字の歴史と美」特別展が東京都八王子市の東京富士美術(shù)館で開幕する。西安にある日本人遣唐使?井真成の墓誌など國家1級文物23點(diǎn)を含む國寶級110點(diǎn)が展示される。これに先立ち、18日に程永華?駐日中國大使、中國人民対外友好協(xié)會(huì)幹部ら約300人が出席して開會(huì)式が行われた。
【その他の寫真】
開會(huì)式には日本と中國の政財(cái)界人、文化人や各國駐日大使らが出席。かつて八王子の創(chuàng)価大學(xué)で學(xué)んだ程大使は「中國と日本の友好を促進(jìn)するこのような展覧會(huì)が懐かしい思い出が詰まった八王子で開催されるのは感慨深い。共通の文字である漢字を通して両國民の理解がますます深まると確信する」とあいさつした。主催者を代表して原田稔?東京富士美術(shù)館名譽(yù)館長が「漢字は日本と中國の文化圏をつなぐ象徴的な存在であり、この種の文化交流は日中両國の平和促進(jìn)に大きく寄與する」と謝意を表明した。中國対外友好協(xié)會(huì)副會(huì)長は「世界で現(xiàn)存する最も古い文字である漢字は音、形、意味が込められた三位一體の文字である」と説明した。
漢字が生まれたのは紀(jì)元前1300年頃の古代中國?殷王朝時(shí)代とされる。この時(shí)代の今回展示物は、一級文物「『歳于中丁』牛胛骨卜辭」。牛の肩甲骨に甲骨文字が刻まれている。殷の王は、農(nóng)耕?狩猟や戦爭に際し、亀の甲羅や動(dòng)物の骨を使って、その吉兇を占わせた。占いの內(nèi)容を表面に刻んだものが「甲骨文字」であり、これが象形文字を起源に持つ漢字の始まりといわれる。
次の王朝の周以降の「表意文字」は、人間同士、部族同士の意思疎通を図る手段だった。王朝は大きな官僚組織に進(jìn)化、文字は事務(wù)処理上も、必要不可欠な存在になる。
一級文物「里耶秦簡?木牘」は、紙以前に使用された書寫材料の木牘に隷書で記された秦時(shí)代の行政文書。內(nèi)容は受刑者の使役に関する事柄が表現(xiàn)されている。秦は紀(jì)元前3世紀(jì)に全國を統(tǒng)一。春秋?戦國時(shí)代(紀(jì)元前8?同3世紀(jì))、地方勢力ごとにバラバラに発達(dá)した漢字の様式を集約。さらに、字體から裝飾性を排除した実用的な「隷書」を開発し、これを公式書體とした。
さらに南北朝(5?6世紀(jì))から、隋(6?7世紀(jì))、唐(7?10世紀(jì))の王朝時(shí)代に、「楷書」が登場。世界に先駆けて確立された中央集権システムの根幹となる(1)官僚選抜試験の「科挙」(2)徴稅制度の「均田制」(3)徴兵システムーなどの整備にともない、漢字には速さと正確さといった実用性が要求されるようになり、楷書は現(xiàn)在の漢字の基礎(chǔ)となった??瑫淳殼丹欷郡韦?、唐の2代皇帝?太宗(たいそう)(598?649年)の時(shí)代で、これ以降、新たな書體は出現(xiàn)していないという。
「井真成墓誌」は日本人遣唐使井真成の西安にある墓誌?!溉毡尽工趣い枻饔洡丹欷课ㄒ护文拐I石である。日本で漢字が使われるようになったのは4?5世紀(jì)ごろとされる。
漢字はやがて石碑、巻物から碗、磁器にまで描かれ、「美術(shù)品」として人々の生活や嗜みの一部になっていく。明から、宋、清に至る中近世の漢字文化財(cái)も數(shù)多く展示され、興味は盡きない。(八牧浩行)
<會(huì)期>10月20日(水)?12月4日(日)。月曜休館。入館時(shí)間は午前10時(shí)?午後4時(shí)半。<會(huì)場>東京富士美術(shù)館(八王子市谷野町492の1)<入館料>大人1300円、大高生800円、中小學(xué)生400円。
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務(wù)取締役編集局長等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國、アフリカ、中東、アジア諸國を取材。英國?サッチャー首相、中國?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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