2016年10月20日、日本を訪れた中國人観光客が、ホテルにあった溫水洗浄便座を持ち去った事件が物議を醸す中、捜狐財(cái)経はこの事件でメンツをつぶされた2人の人物を挙げている。

先日、東橫イン中部國際空港本館に宿泊した中國人夫婦が、ベッドの下にあった予備の溫水洗浄便座を持ち去った。本人たちは、「前の客が忘れていったものだと思った」と釈明し、「ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした」とする謝罪文も記している。

この騒動(dòng)に対して、記事は「無知な子どものような行為に恥ずかしさを感じる」とする一方で、この件で最も橫っ面をひっぱたかれた思いなのは董明珠（ドン?ミンジュー）と任正非（レン?ジョンフェイ）の2人だと指摘する。董氏は中國家電大手?珠海格力電器の董事長（會(huì)長）、任氏は中國通信設(shè)備最大手であるファーウェイ（華為）のCEOだ。

記事は、「中國製造業(yè)は急速に進(jìn)歩しているものの、常に追いかける立場であることに変わりはなく、夫婦が便座を持ち去ったのは國內(nèi)にこうした精巧な製品がないからであるのは明らかだ」と主張。「消費(fèi)者は一貫して“足”で投票している。品質(zhì)が良くないのに、わざわざそれを買わなければならない義務(wù)はない。外國製品ボイコットといった考えなしの行動(dòng)で解決できるものではない」と指摘し、中國製造業(yè)のレベルについてさらなる反省を促している。（翻訳?編集/北田）