2016年10月21日、中國(guó)で覚せい剤密輸に関與した罪で死刑判決を受けていた40代の日本人の男の死刑が執(zhí)行されたことについて、中國(guó)メディア?環(huán)球時(shí)報(bào)は日本人の反応について伝える記事を掲載した。

男は6年前に広東省でおよそ8キロの覚せい剤の密売に関與したとして、死刑判決を受けていた。日本政府は中國(guó)側(cè)に対して「日本の國(guó)民感情と邦人保護(hù)」の観點(diǎn)から「高い関心を持っている」と伝えていた。中國(guó)で日本人の死刑が執(zhí)行されるのは、1972年の國(guó)交正?；越?人目となる。

日本側(cè)が「國(guó)民感情」を挙げていたからか、あるいは「意外」ととらえたのかは定かではないが、記事は日本の大手ポータルサイトに寄せられたネットユーザーの反応を掲載。「冤罪でなければ問題ない」「日本でも薬物のほかに飲酒運(yùn)転、ひき逃げ、詐欺などはもっと厳罰化していい」といったコメントが支持を集めていることをキャプチャ畫像付きで紹介し、「一部からは裁判の経緯の詳細(xì)を明らかにすべきだとの聲が挙がったが、多くの日本人は中國(guó)側(cè)の刑執(zhí)行には問題がないと考えており、日本政府にも罰則強(qiáng)化を求めている」と報(bào)じた。

これに対し、中國(guó)のネットユーザーからは、「薬物犯罪は外國(guó)人だろうと中國(guó)人だろうと同様に処罰しないといけない」「正直に言って、薬物に対する罰則の問題においては、日本人の考え方には好感がある。歐米人の君子面した態(tài)度よりよっぽどいい」「日本は國(guó)民は素晴らしいが、政府がどうしようもない」「この問題に國(guó)籍は関係ない。中國(guó)人が日本で死刑になっても、私は何も言わない」などのコメントが寄せられた一方で、「獨(dú)裁國(guó)家だけが殘虐極まりない死刑を支持する」というコメントにも多くの“いいね”が付いている。

日本も中國(guó)も死刑存置國(guó)だが、世界的には廃止の流れがあるとされていて、死刑を廃止していたり、特別な場(chǎng)合に限定されていたり、死刑を行わないと公約していたりする國(guó)を合わせると150カ國(guó)以上になる。（翻訳?編集/北田）