教育の質(zhì)がしっかりしている上、留學(xué)コストが比較的低く、留學(xué)申請(qǐng)が通りやすいなどのメリットが日本留學(xué)を選択する主な要因となっている。大學(xué)教育の質(zhì)や、周りの人々との付き合い、留學(xué)政策の変化などは直接學(xué)生たちの留學(xué)生活に影響を與えている。人民日?qǐng)?bào)海外版が伝えた。

▽高等教育の質(zhì)の低下への懸念

學(xué)生本位で、自身の自主性や思考力、創(chuàng)造力を向上させることが、日本の大學(xué)で「成果を得られる」主な要因となっている。しかし、近年日本の大學(xué)は世界の大學(xué)ランキングで順位を下げ続けており、このことが多くの人の注目を集めている。そこで今回は、日本の大學(xué)に在學(xué)中の中國人留學(xué)生に、日本の教育や日本人の印象などについて聞いた。

現(xiàn)在、関西大學(xué)在學(xué)中の陳馨婉(仮名)さんは、「ここ數(shù)年、日本は義務(wù)教育において、『ゆとり教育』や『バランス教育』を?qū)g施しており、學(xué)生の負(fù)擔(dān)を減らし、大學(xué)入學(xué)のハードルを下げることを提唱している。受験戦爭の熾烈さが低下するのと同時(shí)に、學(xué)生全體の學(xué)力も低下している。これが日本の大學(xué)の現(xiàn)狀を生み出した原因の一つかもしれない。また、ほとんどの學(xué)生が空いた時(shí)間にアルバイトをしている。なかにはアルバイトをいくつも掛け持ちし、學(xué)業(yè)と全く両立できていない學(xué)生もいる」と語った。

日本は「少子化」傾向を受け、大學(xué)受験者數(shù)が徐々に減少しており、一部の私立大學(xué)では毎年定員割れが生じている。ここ數(shù)年、日本経済は低迷狀態(tài)が続いており、教育業(yè)界も財(cái)政緊縮のあおりを受けている。さらに、日本の大學(xué)はもともと國際化が進(jìn)んでいないという問題もあった。これらの要素が日本の大學(xué)の発展を妨げ、大學(xué)の教育水準(zhǔn)に影響を與えている。

▽愛すべき日本人の優(yōu)しさや真面目さ

外國で留學(xué)する際、學(xué)生は現(xiàn)地の人と交流しなければならない?，F(xiàn)地の人々の言葉や行動(dòng)は留學(xué)生にとって知らぬ間に様々な印象を與えることになる。それでは留學(xué)生の目に日本人はどのように映っているのだろうか？

愛知大學(xué)に在學(xué)中の宋欣さんは、「規(guī)則と秩序が日本の社會(huì)を動(dòng)かすための重要な構(gòu)成要素だといえる。ほとんどの日本人は、公共の場所では大聲を上げてはいけない、電話をしてはいけないといったようなマナーに従っている。彼らは言われた通りに規(guī)則を守り行動(dòng)する。規(guī)則に外れたことは受け付ける余地は全くなく、情に訴えて通そうとしても通用しない」と話した。

また、陳馨婉さんは、「他人に迷惑をかけたくないというのがほとんどの日本人が持っている共通意識(shí)。日本人との交流の中では、『すみません』や『誠に恐れ入ります』などのへりくだった言葉をよく耳にする。日本人の根底には『他人から親切にしてもらったら、自分も他人に親切にする』という考え方があり、私はこの考え方に影響を受けた。中國で同級(jí)生と話しているときに、私が遠(yuǎn)慮しすぎだと思われることがたまにある」と語った。

東洋大學(xué)社會(huì)學(xué)研究科博士課程の陳洋さんは、「現(xiàn)地の人の優(yōu)しさがいい思い出になっており、その留學(xué)生活における重要な思い出となっている。私の父には新潟県在住の斎藤豊さんという日本人の友人がいる。新潟県は東京から約300キロほど離れており、新潟産の米は非常に評(píng)判が高く、値段も高い。斎藤さんは私が東京で博士課程に進(jìn)學(xué)したと知ると、毎年私に新潟産の米を2袋送ってくれるほか、毎年夏と秋にはさくらんぼと梨を送ってくれる。今年の國慶節(jié)(建國記念日、10月1日)の連休中に、斎藤さんは『よい連休を過ごしてね』というショートメールを送ってくれた」と話した。

留學(xué)生活を通して行う現(xiàn)地の人との交流は、學(xué)生たちの留學(xué)生活に大きな影響を與えている。

▽観光ビザ條件緩和による留學(xué)生への影響

移民政策や観光ビザ政策の変化は留學(xué)生活に密接に関連してくる。日本政府は今年の初めに「明日の日本を支える 観光ビジョン」という景観計(jì)畫を策定した。同計(jì)畫は、中國、インド、フィリピン、ベトナム、ロシアの5カ國を?qū)澫螭恕⒃L日観光ビザの條件を緩和し、訪日観光客の増加や消費(fèi)活動(dòng)を促進(jìn)させることで、停滯した日本経済の活性化を目指すものだ。

日本観光をする中國人観光客が増加すると共に、日本に留學(xué)する中國人學(xué)生が受ける影響も大きくなっている。

長崎國際大學(xué)人間社會(huì)學(xué)研究科博士課程の覃建恩さんは、「私が住んでいる長崎県佐世保市は有名な観光地だ。観光ビザの発行條件が徐々に緩和されるにつれ、一日おきに佐世保市の港に客船が一隻停泊し、多くの中國人観光客がやって來るようになった。短期ビザを有する外國人観光客には5000円以上の買い物で消費(fèi)稅が免除されるという免稅政策が日本で制定されたため、多くの中國人観光客が買い物にやって來るようになった。しかし、突然商品の需要が高まり、周辺にある店は商品を値上げするようになった。今では同じものでも以前よりかなり値上がりしたものがいくつかある」と話した。

しかし、訪日する中國人観光客の増加は、留學(xué)生たちに多くのメリットももたらしている。これについて、覃さんは、「中國人観光客がスムーズに買い物できるようにするために、いくつかのコンビニのATMで中國の銀聯(lián)カードを使用でき、少額の手?jǐn)?shù)料で日本円を引き出せるようになった。これにより両替の手?jǐn)?shù)料がかなり節(jié)約できるようになった。さらに、中國人観光客のおかげで中國人留學(xué)生のアルバイトが増えた。いくつかの店では中國人留學(xué)生を通訳として雇い、中國人観光客とのやり取りをよりスムーズにしようとしている。これは給料が高く、とても楽な仕事だ。勉強(qiáng)以外の空いている時(shí)間に、生活費(fèi)も少し稼げるのでとてもありがたい」と付け足した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集YK）