＜世界遺産＞水沒間近で発掘調(diào)査、明代の伝説を証明―湖北省十堰市

2008年2月2日、湖北省考古所は十堰市武當(dāng)山の遺跡調(diào)査報(bào)告を発表した。遺跡は初期と後期の2期に別れており、明代に再建された歴史が確認(rèn)されたという。楚天都市報(bào)が伝えた。

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武當(dāng)山は道教の聖地で多數(shù)の「道観」（道教の寺院）があることで知られる。1994年に「武當(dāng)山古建築群」として世界遺産に認(rèn)定された?，F(xiàn)在、工事が進(jìn)められている「南水北調(diào)計(jì)畫」（水が豊富な江南から華北へと水路を建設(shè)する計(jì)畫）により一部が水沒するため、発掘調(diào)査が急ピッチで進(jìn)められている。

今回、主要な道観の一つ遇真宮の調(diào)査報(bào)告が行われ、遺跡が初期?後期とに別れることが確認(rèn)されたという。道観群は元代に焼失したが、明朝の皇帝が北京の故宮建設(shè)と同時(shí)期に再建したと伝えられてきた。今回の発掘で後期建築の様式が明代故宮の建築様式と似ていることがわかり、明朝皇帝による再建説が裏付けられることとなった。また発掘により銅銭、茶器、硯、神像など110點(diǎn)もの貴重な文物が発見された。（翻訳?編集/KT）