2016年10月26日、揚(yáng)子晩報(bào)によると、江蘇省南京市で、転倒した高齢の女性を助け起こした男性が責(zé)任を問われる事件があった。

中國(guó)では、路上で倒れた人を助け起こすと“犯人”扱いされ、治療費(fèi)や賠償金を請(qǐng)求される事件が社會(huì)問題になっている。目撃者がいない場(chǎng)合はそのまま加害者にされてしまうこともあるが、街中の防犯カメラやドライブレコーダーが普及してきたことで真相が明らかになるケースも増えてきている。

25日午前、南京市六合區(qū)で自動(dòng)車を運(yùn)転していた劉（リウ）さんは、道路が非常に混雑していたため、前の車が進(jìn)むのを待っていた。すると突然、自転車に乗った高齢女性が劉さんの車の前方で転倒。驚いた劉さんはすぐに車を降りて、女性を助け起こした。

ところが、女性は「ずっと私の後ろについてきて何なのよ！」と激怒。わけがわからない劉さんは「違いますよ、ついて行っていません」と反論するも、「言い訳するな。お前だ。お前がぶつけなきゃ転ぶわけないだろう！言っておくけど、人をひいた責(zé)任はとってもらうぞ！」とまくしたてたという。

劉さんの通報(bào)で駆け付けた警察が調(diào)べると、劉さんの車には追突したような痕跡はなく、女性に狀況を聞くと「忘れた」と言い放った。さらに、劉さんの後ろにいた車のドライバーが「女性が自分で転んだかどうかはわからないけど、彼の車はぶつかっていないと思う」と証言。ドライブレコーダーを確認(rèn)すると、事故発生當(dāng)時(shí)、劉さんの車は止まっていたことがわかった。映像を一緒に見ていた女性は発言を一変させ、「自分で転んだみたいだ」と認(rèn)めた。警察は女性に口頭で注意したという。

ネットユーザーからは「詐欺未遂は立派な犯罪じゃないのか?？陬^注意だけなんておかしい」「道徳論だけではだめだ。健全な社會(huì)は道徳と共に法による制限が必要だ」など、罰則強(qiáng)化を求める聲が相次いでいる。（翻訳?編集/北田）