2016年10月28日、北京商報(bào)は、「サムスンのGalaxy Note7の発火?爆発問題が収束を見ない中、韓國(guó)製家電にも危機(jī)が訪れている」と伝えた。

理由は、山東省の出入境検験検疫局の最新のデータで、過(guò)去9カ月間に製品検査で不合格になった韓國(guó)製家電が5割に迫ることだ。同局が行った34回のサンプル検査のうち、16回で品質(zhì)や安全性に問題があることが判明。不合格率は47．1％に上る。

主な問題は、「安全に関する重大な設(shè)計(jì)的欠陥」「製品保護(hù)における重大な欠陥」「表示および使用情報(bào)が規(guī)定に反する」の3つ。専門家は、中國(guó)國(guó)內(nèi)で韓國(guó)製家電に品質(zhì)や安全面での問題が頻発している原因について、「一部の悪徳メーカーが模造品を中國(guó)に向けて販売していること」や「消費(fèi)者が韓國(guó)で購(gòu)入して持ち帰ったり、ネットショップで購(gòu)入したりする製品にはチェックが効かず、アフターサービスの主體もはっきりしないこと」を挙げた。

一方で、中國(guó)による「報(bào)復(fù)」という見方もある。環(huán)球網(wǎng)によると、中國(guó)に輸入される韓國(guó)製の食品や化粧品が8月になって急増していることがわかった。輸入品のうち、不合格と判定された食品や化粧品は、7月には5種類だったものの8月には12倍以上の61種類に激増した。中國(guó)は今後も、安全を理由に検査基準(zhǔn)を引き上げる方針を示している。

山東省検疫局の過(guò)去9カ月間の詳細(xì)なデータは明らかになっていないが、関係者からは「中國(guó)がTHAAD（高高度防衛(wèi)）ミサイル配備を決定した韓國(guó)に対する締め付けを強(qiáng)化している」という聲も聞かれる。

いずれにしても、中國(guó)の専門家の洪仕斌（ホン?シービン）氏が「日本製家電が壊滅する中、韓國(guó)製家電は中國(guó)でハイエンドな製品の代名詞になってきたが、最近の安全問題の頻発によって中國(guó)市場(chǎng)での地位も重大な打撃を受けるだろう」と指摘するように、韓國(guó)にマイナスの影響をもたらすことだけは間違いない。（編集/北田）