2016年11月5日、參考消息網(wǎng)によると、仏AFP通信はこのほど、中國政府が中國武術(shù)を世界的に普及させることを目的とする基金を設(shè)立したと報じた。

【その他の寫真】

現(xiàn)狀では、中國武術(shù)の普及率を世界的に見ると、空手や柔道、テコンドーに遠く及ばない。中國政府が設(shè)立する「武術(shù)文化産業(yè)投資基金」は、外國人が中國で中國武術(shù)を?qū)Wぶための留學(xué)支援や、國內(nèi)外の大會の開催支援などを通じて、その普及を促すことを目的としている?；鹪O(shè)立には500億元（約7630億円）が投じられるという。

中國政府の策定した「中國武術(shù)発展5カ年計畫（16-20年）」は、「民族としての自負心を高め、國家としての文化的ソフトパワーを向上させる」ことにある。陝西省體育局の責任者も「基金設(shè)立は中國のソフトパワー向上の一手段でもある」と話している。

海外では、いわゆる「カンフー映畫」をきっかけに中國武術(shù)に興味を持つ人が多く、長年修行を続けている人も少なくない。だが実際に中國で武術(shù)修行をしたり大會に參加したりできる人はごく一部に限られている。

一方で、基金設(shè)立には否定的な見方もある。中國國內(nèi)の武術(shù)家や関係者の間では「現(xiàn)代風にアレンジされた武術(shù)は伝統(tǒng)的な武術(shù)とは異なる」「武術(shù)はスポーツではない」という意識が根強い。60歳のある武術(shù)家は「『武術(shù)ショー』には本來の武術(shù)としての重要な要素が失われている」と話している。（翻訳?編集/岡田）