2016年11月15日、環(huán)球網(wǎng)によると、中國(guó)企業(yè)の投資で建設(shè)されたパキスタンの港灣が13日に稼働したことを受け、香港メディアが「アジアの貿(mào)易戦略の構(gòu)造に影響が及ぶ」との記事を掲載した。

パキスタンで13日に正式稼働したのはアラビア海への出口となるグワダル港（バルチスタン州）だ。同港灣ではこの日、中國(guó)內(nèi)陸部の新疆ウイグル自治區(qū)から運(yùn)ばれた貨物がアフリカなどに向けて出発。式典にはシャリフ首相や陸軍參謀長(zhǎng)らが出席した。

グワダル港は同國(guó)の西南部に位置し、石油を積んだタンカーが多く航行するオマーン灣との距離は380キロメートル。マラッカ海峽経由に比べ、中東の石油をより早く新疆に運(yùn)ぶことが可能となる。

仏AFP通信によると、パキスタンのあるアナリストは「このプロジェクトは中國(guó)がアラビア海に出るための新ルートを提供する」と指摘、その上で「グワダル港を出口とする中國(guó)パキスタン経済回廊（CPEC）が開(kāi)通すれば中國(guó)のマラッカ海峽への依存度は下がり、アジアの貿(mào)易戦略の構(gòu)造に深い影響を及ぼす」と語(yǔ)った。

ただ、現(xiàn)地では12日に50人以上が死亡する爆弾テロが起きるなど、治安問(wèn)題が不安視されている。上海國(guó)際問(wèn)題研究院の南アジア研究センター主任は「CPEC建設(shè)を推進(jìn)する中で最大の挑戦となるのが現(xiàn)地の安全問(wèn)題」と発言。パキスタンメディアによると、同國(guó)は1萬(wàn)?2萬(wàn)5000人規(guī)模の安全部隊(duì)を組織し、グワダル港の警備に當(dāng)たるという。（翻訳?編集/野谷）