2016年11月17日、中國(guó)メディア?澎湃新聞によると、貴州省安順市西秀區(qū)で住民が自分たちの住む建物を「まるで最初からそうだった」ように水増し偽裝を施しているのを、區(qū)の都市計(jì)畫(huà)局職員が見(jiàn)つけた。

都市計(jì)畫(huà)局職員が見(jiàn)つけた偽裝は、なんと紙で行われていた。遠(yuǎn)目には白いタイルが貼ってあるようにしか見(jiàn)えない。建物は4階建てだが、もとの合法な建物は1階のみで、職員によると、「建て増しされた2?4階はすべて違法建築」。タイル風(fēng)の模様が印刷された紙を貼って、あたかも最初からそのような建物だったかのように偽裝していた。違法に建て増しされた部分は木造だという。

このような違法な建て増しは、都市計(jì)畫(huà)で建物を取り壊す際に、少しでも多く補(bǔ)償金をせしめることを目的に行われるという。レンガやコンクリートブロックを使うと費(fèi)用が100平方メートルあたり5萬(wàn)元（約80萬(wàn)円）以上かかってしまうが、紙なら7000元（約11萬(wàn)円）ほどと安く済むという。

職員は、「このような建て増しは風(fēng)が吹いただけで吹き飛ばされてしまう恐れもあり、とても危険だ。違法建築はいかなる場(chǎng)合も補(bǔ)償の対象にならない」と注意を促した。（翻訳?編集/岡田）