27歳になる包一涵さんは、留學(xué)生としての夢(mèng)を全て葉えた。彼女は卒業(yè)後、NYにある世界トップクラスの會(huì)計(jì)事務(wù)所に就職し、誰(shuí)もが夢(mèng)見(jiàn)るようなマンハッタンにあるマンションを借りて暮らしていた。2013年、彼女は5萬(wàn)人に上る申請(qǐng)者の中から頭角を現(xiàn)し、H―1Bビザ（特殊技能を有する職業(yè)に従事する人が米國(guó)で就労するためのビザ）を取得した。だが、米國(guó)で5年間仕事をしたのち、彼女はその全てを捨てて、両親の面倒を見(jiàn)るために帰國(guó)した。米NBC（電子版）報(bào)道を引用して環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

包さんは、そのいきさつについて、次の通り話した。

「両親が事故に會(huì)ったが、すぐに帰國(guó)できなかったという內(nèi)容の夢(mèng)を何度も見(jiàn)た。夢(mèng)の中の私はすぐに帰國(guó)したが、全て手遅れな狀況だった。私は一人っ子なので、両親の面倒は全て私の肩にのしかかっている。ある時(shí)、両親はもう一人子供がいればいいのにと私に言ったことをよく覚えている。もう一人子供がいれば、私が米國(guó)で暮らしている間、両親には面倒を見(jiàn)てくれる人がいることになる。私は両親に、私に帰國(guó)して欲しいかどうか尋ねたが、彼らはその必要はないと答えた。両親は、私にとって米國(guó)で仕事をすることがより良い選択だと考えていたと思う。だから彼らは、自分たちのことは後回しで良いと思ったのだろう」。

浙江省出身の包さんは、1980年から1990年代のベビーブーム時(shí)代に生まれた一人っ子だ。一人っ子政策は昨年廃止されたが、その影響は今まさに、多くの中國(guó)のミレニアム世代に及んでおり、「アメリカン?ドリームを追い求めるか」もしくは「一人っ子の務(wù)めとして、帰國(guó)して両親の面倒を見(jiàn)るか」という、苦渋に満ちた選択に迫られている。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KM）