鳴り潛める北朝鮮、トランプ米次期大統(tǒng)領(lǐng)の出方注視、樸政権延命に手貸す韓國挑発は抑制?

Record China    2016年11月27日(日) 14時0分

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北朝鮮が最近、鳴りを潛めている。トランプ米次期政権の北朝鮮政策を注視する一方、疑惑に揺れる樸槿恵政権の延命に手を貸しかねない韓國挑発を避けているとみられる。

2016年11月26日、今年になって核実験やミサイル発射を繰り返してきた北朝鮮が最近、鳴りを潛めている。トランプ米次期大統(tǒng)領(lǐng)がどんな北朝鮮政策を打ち出すのかを注視する一方、國政介入疑惑に揺れる樸槿恵政権の延命に手を貸しかねない韓國挑発を控えているとみられる。

北朝鮮に関するトランプ氏の言動は振幅が大きい。例によって選挙期間中と當(dāng)選後の発言は一変する。今年1月、北朝鮮が「水爆実験」と主張する核実験を行った直後には「この頭のおかしいやつ(金正恩黨委員長)が、これ以上、核でいたずらができないようにしなければならない」とし、「もう終わらせなくてはならない」と主張した。

6月には、金正恩氏が訪米するなら、これを「受け入れる」「公式夕食會はやらない。會議用テーブルでハンバーガーを食べればいい」などと発言?!杆饯肖铯堡扦悉胜ぁ工仍L朝は否定し、「核開発をしないように説得できる可能性が10%か20%はある」と言及した。

當(dāng)選後の11月10日には韓國の樸大統(tǒng)領(lǐng)との電話會談で、樸大統(tǒng)領(lǐng)が「今後も共同の利益のため、多様な分野で同盟関係を強(qiáng)化、発展させていくことを期待する」と述べると、トランプ氏は「100%同意する」と答えたという。北朝鮮に対抗して日本や韓國の核武裝を事実上容認(rèn)する過去の発言についても「言っていない」と軌道修正した。

これに対し、日本で北朝鮮の立場を代弁する朝鮮総連の機(jī)関誌?朝鮮新報は「『トランプショック』がない國」との記事を掲載?!刚lが大統(tǒng)領(lǐng)になろうと米國と敵対関係にあることに変わりがないというのが、これまでの朝鮮政府の立場だ。米帝の強(qiáng)権と傲慢(ごうまん)の実態(tài)を知りぬく政府は、その國の大統(tǒng)領(lǐng)選の結(jié)果に一喜一憂することはない」と平靜を裝っている。韓國メディアによると、米大統(tǒng)領(lǐng)選の投票日前後には、中距離弾道ミサイル「ムスダン」を発射する動きも見せたが、結(jié)局中止。まずは様子見のようだ。

一方、崖っぷちの樸大統(tǒng)領(lǐng)について、北朝鮮の朝鮮中央放送は「南朝鮮全域で悪女樸槿恵逆徒を権力の座から引きずり降ろすため汎國民闘爭が展開された」などと詳しく報道。退陣を求める集會には、旅客船セウォル號沈沒事故の犠牲者遺族や米國の「高高度防衛(wèi)ミサイル(THAAD)」の配備に反対する団體などが參加したなどとも伝えている。

しかし、北朝鮮は38度線などで韓國への軍事的な挑発は慎重に避けている。このまま推移すれば、韓國の次期大統(tǒng)領(lǐng)選では野黨系が勝利する公算が大。その場合は金大中、盧武鉉両政権のような北朝鮮に融和的な政権になる可能性もある。樸政権や保守系勢力の求心力を高めかねない行動は、控えるのが得策との配慮が働いているとみられる。(編集/日向)

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