人民網(wǎng)日本語版 2016年11月22日(火) 8時(shí)20分
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「オタク」とは、漫畫やアニメ、アイドルなどのサブカルチャーの愛好者を指す。日本ではそんな「オタク」が選挙や世論において自民黨を支持するという現(xiàn)象が起きている。資料寫真。
「オタク」とは、漫畫やアニメ、アイドルなどのサブカルチャーの愛好者を指す。日本ではそんな「オタク」が選挙や世論において自民黨を支持するという現(xiàn)象が起きているが、自民黨は、「黨の革新政策が若者の民意を代表していることを意味している」との見方を示している。実際には、これは単に、サブカルチャー本來の特性や自民黨の政治家の戦略、オタクらの特殊な思考が絡(luò)み合った結(jié)果にすぎない。政治家はその點(diǎn)を利用して、オタクの中でも保守的な人を自分たちの支持者にするという政治戦略を展開している。(文:重慶大學(xué)人文社會(huì)科學(xué)高等研究院の潘■■ 、■は女へんに尼)
▽「保守的なオタク」が自民黨を支持する現(xiàn)象
1970年代に誕生したオタク。「保守的なオタク」という概念において、「保守的」というのは、多くの若いオタクが、新たな保守主義やタカ派の姿勢(shì)を持つ政治家、政黨、政策を支持することを指し、そのようなオタクは、多くの重大な政策をめぐる議論において、自民黨を積極的に支持し、自民黨の政策を批判するマスコミや民間団體を強(qiáng)く非難する。このような現(xiàn)象は當(dāng)初、インターネット上で起こり、近年はオフラインの政治演説や選挙などにも拡大するようになっている。
このような現(xiàn)象をどのように説明すれば良いのだろうか?メディアの間では、「一般的ではない生活にはまり、人との付き合いも少なく、社會(huì)と疎遠(yuǎn)であることから、オタクは戦後の進(jìn)歩主義の成果を知らず、戦後の主流の最低ラインに挑戦する新保守主義路線を支持するようになっている。一方の政治家の一部は機(jī)會(huì)を捉えて、オタクは活力あふれる若者の文化を代表しており、新保守主義政策の『革新性』を反映していると主張している」という見方が優(yōu)勢(shì)だ。
▽「オタク」が自民黨の支持派に
21世紀(jì)に入って以降、一部の保守派の政治家や政黨は、若者の票を獲得するために、底流となっている保守的な思想を意図的に利用し始めた。この策略はまず、自民黨の麻生太郎氏が編み出し、衆(zhòng)議院解散?総選挙を目前に控えていた2005年7月に、匿名性のある交流掲示板サイト?2ちゃんねるで「オタクの味方」というイメージを少しずつ作り上げた。そして、その後、親しみを感じた一部のオタクの票を?qū)g際の選挙で獲得し、支持する聲を上げてくれるようにした。06年の小泉純一郎氏の後継を爭(zhēng)う自由民主黨総裁選挙の最後の街頭演説をする場(chǎng)所には、東京都千代田區(qū)の秋葉原を選んだ。
「秋葉原」は、オタクの中でも最も個(gè)性的で斷片化した人が集まり、戦後の多くの人の価値観とはかけ離れた場(chǎng)所であると同時(shí)に、オタクの中でも、保守的、特に極端な右翼思想を持つ人が、自分の主張を公に示すことができる場(chǎng)所でもある。
麻生氏個(gè)人のこのような行動(dòng)は、少しずつ自民黨の戦略行為へと変遷していった。12年の衆(zhòng)議院選挙でも、安倍晉三現(xiàn)首相と麻生太郎元首相が選挙前の最後の街頭演説の場(chǎng)所に秋葉原を選んだ。
▽インターネットの新しい利用法
政治家と保守的なオタクの秋葉原でのコラボは一時(shí)的なものであるものの、ネット上での連攜は日?;工毪瑜Δ摔胜盲皮い?。近年、多くの人が注目する「保守派の溜まり場(chǎng)」となっているのが動(dòng)畫共有サイト?ニコニコ動(dòng)畫だ。
07年から、ニコニコ動(dòng)畫は、多くの人の間で議論の的となっている政治家を何度も招いてメッセージ動(dòng)畫を配信してきた。ニコニコ動(dòng)畫は議論に偏ってしまうこともあるが、エリート政治家と一般人を同じプラットフォームに置くという路線を採用しており、麻生氏など自民黨の政治家の積極的なアプローチもあり、09年、12年、14年には、ニコニコ生放送で黨首討論會(huì)が行われた。うち、12年の討論會(huì)には、10の政黨が參加し、視聴者は140萬人を超え、50萬以上のコメントが寄せられるなど、驚きの反響となった。
▽政治と社會(huì)的意識(shí)
総合的に見ると、多くの人が懸念を示している「保守的なオタク」は、積極的な面と消極的な面、両方を兼ね備えている。積極的な面とは、「保守的なオタク」はグループとなった利益団體ではなく、若者全體を代表しているとも言えず、単にサブカルチャーやインターネットを利用して感じたことを表現(xiàn)しているだけで、日本人の言う所の一種の「空気」のようなものとなっている點(diǎn)だ。
言い変えれば、インターネット上や街頭で自民黨の新保守主義を支持しているオタクらが、強(qiáng)い勢(shì)力となって実際の政治に大きな影響を與える存在になることはないということだ。
日本で選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、今年の參議院選挙では、その影響があまり見られなかったものの、若者の考えや賛同していることは今後さらに注目されるようになるに違いない。「オタク」と「政治」の関係について研究することで、「民意」をもっと知るための參考材料になるかもしれない。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集KN)
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