＜早分かり＞労働爭(zhēng)議も多発、「世界の工場(chǎng)」で働く低所得労働者の実態(tài)―中國

中華全國工商業(yè)聯(lián)合會(huì)が先ごろ発表した「07年度中國民営経済発展分析報(bào)告」で、07年9月までに中國全國で登記されている個(gè)人経営企業(yè)で働く従業(yè)員數(shù)は1億1000萬人を突破しているとの報(bào)道があった。小規(guī)模個(gè)人経営者の多くが無屆けであることを考慮すると、実際の従業(yè)員數(shù)は、すでに2億人に近いと見られている。

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こういった私企業(yè)の労働者たちが「世界の工場(chǎng)」の原動(dòng)力になっていることは否めないが、年々激化するコスト戦爭(zhēng)の裏で、悲慘な労働環(huán)境に耐えている労働者が激増している。

珠江デルタや長江デルタ、華東沿岸地區(qū)といった中國の一大生産基地に集中する民間企業(yè)の多くは中小規(guī)模の家族経営で、特殊な技術(shù)を持たず、競(jìng)合他社と似たり寄ったりの生産力しか持ち合わせていない。そんな中、コスト安で勝負(fù)するしかない企業(yè)のほとんどは、人件費(fèi)を極限に抑えることでかろうじて生き延びる術(shù)を探っている。

貧しい農(nóng)村から安い労働力を確保し、月あたり數(shù)百元(數(shù)千円?1萬円程度)の給料で、福利厚生もつけずに過酷な労働に従事させる。1日12時(shí)間労働、休みはあっても週休1日、遅刻や病欠をすれば罰金といった待遇も珍しくない。

2005年11月に河南省林州市の某石材工場(chǎng)で摘発された事件はその典型だ。農(nóng)村から「いい出稼ぎ先がある」と農(nóng)民を騙して連れて來た上、朝の4時(shí)半から夜中の12時(shí)まで毎日休みなく働かせ、夜は宿舎に監(jiān)禁、トイレに行くにも監(jiān)視がつくといった非常識(shí)な事件だが、中國ではたびたび似たような事件が報(bào)道されている。

先ごろ話題のギョーザ中毒事件の製造元工場(chǎng)でも被雇用者の権利を無視した雇用実態(tài)に労働爭(zhēng)議が絶えなかったという報(bào)道もある。こうした狀況から思わぬ事故や事件に発展しないよう、労働環(huán)境の整備が待たれるばかりだ。(翻訳?編集/愛玉)