人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2016年11月25日(金) 19時(shí)40分
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日本政府関係筋は20日、稲田朋美防衛(wèi)相が12月中旬に米グアムを訪問(wèn)する予定であり、すでに最終調(diào)整を行っていることを明らかにした。日本はこの訪問(wèn)で米軍の最先端地上配備型ミサイル迎撃システム「THAAD」を視察する計(jì)畫(huà)だ。
共同通信社の20日の報(bào)道によると、日本政府関係筋は同日、稲田朋美防衛(wèi)相が12月中旬に米グアムを訪問(wèn)する予定であり、すでに最終調(diào)整を行っていることを明らかにした。日本はこの訪問(wèn)で米軍の最先端地上配備型ミサイル迎撃システム「THAAD」を視察する計(jì)畫(huà)だ。防衛(wèi)省は北朝鮮の「ミサイルの脅威」に対処するため、THAAD導(dǎo)入を検討している。人民日?qǐng)?bào)海外版が伝えた。
今回のグアム訪問(wèn)は日本がTHAAD配備の準(zhǔn)備にすでに著手したことを示すものだろうか。
中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所外交研究室の呂耀東室長(zhǎng)は、日本のTHAAD配備は疑いの余地がなく、時(shí)間の問(wèn)題に過(guò)ぎないとする。呂氏はさらに「早くも2015年に中谷元防衛(wèi)相は米ハワイで、THAAD導(dǎo)入を検討していると表明した。當(dāng)時(shí)メディアは、中谷氏の姿勢(shì)表明は曖昧だが、日本のTHAAD導(dǎo)入は技術(shù)レベルに入ったとほぼ確定できるとの見(jiàn)方を示した」と補(bǔ)足する。
■安全を口実に軍事力を強(qiáng)化
共同通信社の報(bào)道によると、今回のグアム訪問(wèn)は日増しに激化する北朝鮮の「ミサイルの脅威」に対処するためだ。
呂氏は、北朝鮮への防備は口実に過(guò)ぎず、主たる目標(biāo)ではないと考える。軍事技術(shù)の観點(diǎn)からは、日本がTHAAD導(dǎo)入を検討するのは國(guó)內(nèi)の現(xiàn)有の2段階ミサイル防衛(wèi)システムの抜け穴を補(bǔ)い、より完全の3段階ミサイル防衛(wèi)システムを構(gòu)築して、周辺國(guó)に対する抑止を強(qiáng)化するためだ。
中國(guó)現(xiàn)代國(guó)際関係研究院日本研究所の霍建崗副研究員はメディアの取材に「日本にとって、防御強(qiáng)化は最良の進(jìn)攻強(qiáng)化だ。THAAD導(dǎo)入によって軍備を一層整備し、軍事大國(guó)へとさらに一歩進(jìn)むことができる」と指摘する。
また、呂氏は「オバマ大統(tǒng)領(lǐng)が退任する?!亥ⅴ弗⑻窖螗辚啸楗螗箲槁浴护?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=トランプ'>トランプ政権時(shí)にも引き続き貫徹されるようにするため、トランプ氏の政策が明らかになる前に日米同盟を強(qiáng)化することも考慮されたと言える」と分析する。
■北東アジアの國(guó)の利益を損なう
霍氏の考えでは、表面上THAAD導(dǎo)入はミサイル防衛(wèi)面で米國(guó)との協(xié)力を一層強(qiáng)化する。日本のミサイル防衛(wèi)システムは高空から低空まで米國(guó)が提供したものであり、THAADはこうした協(xié)力をさらに進(jìn)めると共に、米國(guó)の「アジア太平洋リバランス」戦略における日本という「最前線(xiàn)陣地」を一層強(qiáng)固にするものだ。
THAADは「最前線(xiàn)陣地」の安定に資するだけでなく、日米韓ミサイル防衛(wèi)同盟の確立も推進(jìn)できる。オバマ政権の推し進(jìn)める「アジア太平洋リバランス」戦略においては、早くからミサイル防衛(wèi)システムのデザインがあり、日米韓ミサイル防衛(wèi)同盟の確立はその重要な一環(huán)だ。
だがこれは北東アジアの一部の國(guó)の利益を脅かす可能性が高い。外交學(xué)院の周永生教授の指摘によると、THAAD配備は他國(guó)の正當(dāng)な権益を侵害する。各國(guó)共に地域の安全保障問(wèn)題に平等に関與する権利があり、地域の安全を維持する責(zé)任も持つ。どの國(guó)も地域安全保障問(wèn)題の獨(dú)占を図るべきではない。現(xiàn)在、米國(guó)はいわゆる安全保障上の脅威を名目に、同盟システムの構(gòu)築に力を盡くし、中露の正當(dāng)な安全保障上、戦略上の利益を損なっている。
ロシアメディアの23日の報(bào)道によると、ロシアのショイグ國(guó)防相は「中露は軍事?軍事技術(shù)分野で協(xié)力すべきであり、これは地域の安全にプラスであり、戦略的安定性に対して積極的な影響がある」と指摘。「両國(guó)は北東アジア地域の安全保障問(wèn)題を含め、地域の問(wèn)題について緊密に立場(chǎng)を調(diào)整する」と補(bǔ)足した。
周氏は「THAAD配備は日本のミサイル防衛(wèi)能力を高める。ひとたび日米が合意すれば、この高度化を阻止するのは困難だ。中露は自らの防御能力の強(qiáng)化と戦略水準(zhǔn)面の向上によって阻止することしかできない」と考える。
すでに韓國(guó)のTHAAD配備時(shí)に、中國(guó)海洋安全?協(xié)力研究院の戴旭院長(zhǎng)はメディアの取材に「中露の対応手段は実は少なくない。例えば長(zhǎng)距離ロケット砲や短距離ミサイルの配備を増加することができる。これはTHAADが迎撃できないものだ」と指摘していた。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/NA)
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