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日本アニメは中國(guó)でも大人気だ。宮崎駿、ちびまる子ちゃん、ワンピース、コナン、ナルト、進(jìn)撃の巨人くらいまではだいたいの若者が知っている。寫(xiě)真は大學(xué)の文化祭で日本アニメのコスプレを披露する中國(guó)人學(xué)生。筆者撮影。
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映畫(huà)「君の名は。」の興行収入が、「もののけ姫」を抜いて邦畫(huà)歴代3位になったという。私も11月上旬に見(jiàn)に行った。本音を言えば面倒だなあと思いつつ息子に付き合ったのだが、すぐに引き込まれ、鑑賞後は中國(guó)のSNSに「今、日本に住んでいるなら絶対に見(jiàn)るべき」と投稿した。
しばらくしてSNSをチェックすると、日本に留學(xué)している中國(guó)人の教え子たちから「初日に観ました」「2回観ました」とコメントがついていた。そして中國(guó)にいる中國(guó)人まで、「私も見(jiàn)ました。中國(guó)で上映されたら必ず行きたいです」とコメントしていた。
そうだった…。日本にいなくても、観る手段があったのだった。
日本アニメは中國(guó)でも大人気だ。宮崎駿、ちびまる子ちゃん、ワンピース、コナン、ナルト、進(jìn)撃の巨人くらいまではだいたいの若者が知っている。
そして「アニメ好き」を自稱(chēng)する若者に好きな作品を?qū)い亭瑜Δ猡韦胜椤?0代の私は耳にしたことすらないタイトルが次々に出てくる。「中二病でも戀がしたい!」「東京喰種トーキョーグール」「亜人」、皆さんはいくつ知っているだろうか。そして日本でも一部の層しか知らないアニメが、なぜ中國(guó)で人気になっているのか、考えたことがあるだろうか。
中國(guó)版YouTubeとも言える現(xiàn)地の動(dòng)畫(huà)サイトには日本のドラマ、アニメ、映畫(huà)が大量にアップされている。朝ドラも含め、最近のドラマはもちろんのこと、名作ラブストーリーの「あすなろ白書(shū)」「101回目のプロポーズ」、私が十代のころ好きだった「予備校ブギ」、全て中國(guó)語(yǔ)の字幕付きで無(wú)料で見(jiàn)ることができる。ドラマだけではない。ジャニーズなど人気タレントが出る人気バラエティや歌番組は翌日にはアップされていることが多い。
當(dāng)然ながら、これらのアップロードは違法である。グローバルで稼ぎたいコンテンツ制作會(huì)社にとっては歯ぎしりものだろうし、ボランティアで字幕を付けるグループがいるため、翻訳者の仕事も奪われる。
しかし、ネット上にあふれる日本のコンテンツが、若者の日本への理解を深めているのも事実である。アニメの主題歌を歌いたいと五十音を獨(dú)學(xué)で學(xué)び、日本語(yǔ)學(xué)科に入って來(lái)る學(xué)生もいれば、大學(xué)で日本語(yǔ)學(xué)科に入って補(bǔ)助教材的に日本のアニメを見(jiàn)始め、そこに登場(chǎng)した景色に魅了されて留學(xué)を志す學(xué)生もいる。
人気アニメの主人公が著ている制服は、アリババのECサイトタオバオで売っていることが多く、學(xué)生たちは一括購(gòu)入して卒業(yè)式でおそろいで著用する。
日本のアニメやドラマを中國(guó)語(yǔ)に翻訳して字幕をつけるグループは「字幕組」と呼ばれ、日本語(yǔ)學(xué)習(xí)者の一つの憧れでもある。報(bào)酬を受け取ることなく短期間でクオリティの高い字幕を作り上げてしまうその情熱には、敬意すら覚える。
中國(guó)の偽物、コピー商品、海賊行為は世界の経済を悩ませている。しかし日本のコンテンツの違法コピーについては、長(zhǎng)期的に見(jiàn)れば悪いことばかりでなく、コスプレ大會(huì)やアニメのグッズなど、周辺コンテンツの市場(chǎng)拡大にもなるだろう。
中國(guó)の動(dòng)畫(huà)サイトで早々にアップされた「君の名は?!工?、12月から中國(guó)でも映畫(huà)館での上映が始まる。動(dòng)畫(huà)サイトには「もっといい畫(huà)質(zhì)で見(jiàn)たい」というコメントがたくさんついていた。
たとえ動(dòng)畫(huà)サイトでストーリーを把握していても、彼らの多くは映畫(huà)館に足を運(yùn)んで、お金を払って作品を観るだろう??諝荬韦瑜Δ藗挝铯ⅳ栅欷雵?guó)だからこそ、彼らは本物を求めている。
■筆者プロフィール:浦上早苗
大卒後、地方新聞社に12年半勤務(wù)。國(guó)費(fèi)留學(xué)生として中國(guó)?大連に留學(xué)し、少數(shù)民族中心の大學(xué)で日本語(yǔ)講師に。並行して、中國(guó)語(yǔ)、英語(yǔ)のメディア?ニュース翻訳に従事。日本人役としての映畫(huà)出演やマナー講師の経験も持つ。
■筆者プロフィール:浦上 早苗
1974年生まれ、福岡市出身。早稲田大學(xué)政治経済學(xué)部卒業(yè)、九州大學(xué)大學(xué)院経済學(xué)府修了。大卒後、地方新聞社に12年半勤務(wù)。その後息子を連れ、國(guó)費(fèi)留學(xué)生として大連に博士課程留學(xué)…するも、修了の見(jiàn)通しが立たず、少數(shù)民族中心の大學(xué)で日本語(yǔ)講師に。並行して、中國(guó)語(yǔ)、英語(yǔ)のニュース翻訳に従事。頼まれて映畫(huà)に日本人役として出たり、マナー講師をしてみたり、中國(guó)人社會(huì)の中で、「日本人ならできるだろ」という無(wú)茶な依頼に、怒ったりあきれたりしながら付き合っています。マスコミ業(yè)界の片隅に身を置いている経験から、日米中のマスから見(jiàn)た中國(guó)社會(huì)と、私の小さな目から見(jiàn)たそれの違いを少しでもお伝えできれば幸いです。
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