2016年11月30日、中國新聞網(wǎng)によると、中國社會科學(xué)院人口所が同日公表した報(bào)告で、中國が將來的に出生人口の制限を完全に撤廃する可能性があることがわかった。

中國は昨年、労働人口の減少と急速に進(jìn)む高齢化の問題から、段階的な緩和を経て「一人っ子政策」を完全に廃止?！付摔米诱摺工丐纫菩肖筏俊￥郡?、専門家の間ではその効果は限定的だという指摘も根強(qiáng)い。

國家衛(wèi)生?計(jì)畫出産委員會によると、中國の今年上半期の出生人口は前年同期比で6．9％増となった。しかし、米ホプキンス大學(xué)の黃文政（ホアン?ウェンジョン）教授は、「わずかしか増加しなかったことは、“二人っ子政策”の今後の効果を高く見積もってはならないことを示している」と指摘。政府が予測する2017年の出生人口2000萬人の達(dá)成は困難だとの見方を示した。

また、西安交通大學(xué)の姜全保（ジアン?チュエンバオ）教授も、「現(xiàn)在の出生率の低さからすると、政府がどれだけ投資しても人口減少の流れは止められない」としており、さらなる人口政策の緩和が必要であるとの見方を示している。

今回発表された報(bào)告では、「『二人っ子政策』は終點(diǎn)ではなく、実際の指標(biāo)の流れに応じて臨機(jī)応変に調(diào)整することで、社會、経済、環(huán)境、資源の持続可能な発展の需要に適応していく」とし、低出生率に陥るのを避けるため、將來的には制限をさらに緩和、あるいは撤廃する可能性があるという。（翻訳?編集/北田）