上海の朝食の定番と言えば、「四大金剛（四天王）」と呼ばれる「大餅」、「油條（揚(yáng)げパン）」、「豆?jié){（豆乳）」、「粢飯（中華風(fēng)おにぎり）」で、これらは、コーヒーにパンといったカフェスタイルの朝食が臺(tái)頭してきている中でも、その人気が健在だ。

【その他の寫(xiě)真】

最近の健康ブームにあやかってか、體に良いとされる「豆?jié){」をおしゃれに提供するお店が上海市內(nèi)に數(shù)店オープンしており、流行に敏感な若者を中心に人気を集めている。中でもSNSなどで話(huà)題になっているお店の一つに「桃園眷村」がある。ここの看板メニューはもちろん「豆?jié){」で、味も「咸豆?jié){（塩味の豆乳スープ）」と「甜豆?jié){（甘い豆乳）」があり、朝食に人気なのは、「咸豆?jié){」。塩味と言っても「しょっぱい」という味ではなく、甘くない豆乳スープという感じだ?！赣蜅l」を細(xì)かくカットしたものやザーサイなどが入り、アクセントのラー油が味をさらにひきしめ、見(jiàn)た目よりボリューム満點(diǎn)！女性なら1杯でお腹が充分満たされる。1杯12元（約200円）というリーズナブルな値段も人気の秘密だが、おしゃれなカフェを思わせる清潔感あふれる店內(nèi)のインテリアやディスプレイも若い女性を中心に人気が高い。一人でも入れるオープンな空間で、行列のできる人気店としても紹介されている。

中國(guó)の朝食というと、はじめに思い浮かぶのは「お粥」だが、実は地域によっても違いがあるし、朝食の種類(lèi)もバラエティに富んでいる。お腹に優(yōu)しいヘルシーな「豆?jié){」は健康に良い朝食だと外國(guó)人の間でも知名度をあげ、ジワジワと人気が出てきた。

中國(guó)では、「早飯吃好，午飯吃飽，晩飯吃少」と言い、これは、「朝食は體に良く質(zhì)の高いものを食べ、晝食はしっかりと食べ、夕食は少なめに食べる」という意味で、健康を保つ理想的な食事法と言われている。シンプルな昔ながらの朝食として「咸豆?jié){」は愛(ài)され続けているが、味もさながらヘルシーな食材としても、ここ數(shù)年で再び腳光を浴びている。（提供/フライメディア）