科技日報によると、空軍司令員の馬暁天氏が、中國が次世代長距離爆撃機(jī)を開発中と公表し、うわさされていた「轟20」の存在が裏付けられた。この「重要兵器」は、各界から注目を浴びている。軍事専門家の尹卓氏は、轟20の登場の時期について「中國の戦略爆撃機(jī)の開発は時宜に適っている。豊富な技術(shù)の蓄積により、開発期間は短縮されるだろう」と予想している。人民網(wǎng)が伝えた。

科技日報は4日「轟20の秘密に直撃：中國製戦略爆撃機(jī)の性能に関する推測」と題する記事の中で「馬氏は9月、航空開放イベントで、中國が次世代長距離爆撃機(jī)を開発中と明かした。これでうわさされていた轟20の存在が裏付けられた。特に中國中央テレビが放送した映像を見ると、轟20と思わしきCG畫像が登場し、軍事愛好家の間で話題になった」と伝えている。

尹氏は中國次世代戦略爆撃機(jī)の登場時期について「我慢強(qiáng)く待って欲しい。中國はこれほど大型かつ長距離の戦略爆撃機(jī)を開発したことがない。現(xiàn)役の轟6は中型爆撃機(jī)で、戦略爆撃機(jī)ではない。戦略爆撃機(jī)の保有は、空軍が戦略的軍種である証となる」と述べた。

また、尹氏は「中國が開発する戦略爆撃機(jī)は米軍のB?2に匹敵し、ステルス性能を持つはずだ。次世代戦略爆撃機(jī)の開発期間は長く、10年以上が一般的だ。中國は戦略爆撃機(jī)開発の有利な條件を整えており、殲20、殲31ステルス戦闘機(jī)の開発経験を有するため、材料や設(shè)計の面にそれほど大きな問題はない。また、中國は運(yùn)20やC?919などの大型機(jī)も開発しており、関連する技術(shù)の蓄積は戦略爆撃機(jī)の開発に役立てられる」としている。

尹氏は「國産戦略爆撃機(jī)は今後、巡航ミサイルや核兵器などの武器裝備を搭載する。中國はすでに、これを持つ。そのため現(xiàn)在の戦略爆撃機(jī)の開発は時宜に適っており、豊富な技術(shù)の蓄積により、開発期間を短縮できるはずだ」と分析した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF）