2016年12月19日、中國(guó)メディア?環(huán)球時(shí)報(bào)は、傘下の調(diào)査機(jī)関が行った「2016年中國(guó)の國(guó)際イメージおよび國(guó)際的影響力」の調(diào)査報(bào)告を発表し、アジアにおいて中國(guó)の影響力が米國(guó)に差をつけ1位だったと伝えた。

報(bào)道によると、中國(guó)、日本、韓國(guó)、ロシア、インド、カザフスタン、ベトナム、パキスタン、米國(guó)、ブラジル、英國(guó)、ドイツ、フランス、ケニア、南アフリカ、オーストラリアの16カ國(guó)の18歳以上の一般庶民を?qū)澫螭苏{(diào)査を行った。

中國(guó)に対しては、「経済力が突出しており、軍事?政治および外交分野の実力も上位だが、文化的な影響は限定的」との評(píng)価が代表的だった。今後10年間の中國(guó)経済に対しては「引き続き発展する」との見(jiàn)方が強(qiáng)かった。

一方で、中國(guó)の印象に対しては、「複雑」「軍事に傾倒している」が最も多く、「自信を持っている」「強(qiáng)硬」が続いた。前回の調(diào)査では「協(xié)力的」「友好的」が最も多かったため印象に変化があったことが分かる。全體的には中國(guó)に対し肯定および中立の態(tài)度だったが、前回の15年の調(diào)査時(shí)に比べるとこうした態(tài)度は減少している。

中國(guó)が複雑で軍事に傾倒しているとの印象を持たれたことについて中國(guó)外交學(xué)院の李海東（リー?ハイドン）教授は、「南シナ海問(wèn)題における中國(guó)の対応を外國(guó)人が理解できていないのが関係している」と指摘した。

中國(guó)に肯定的?中立的な印象を持つ人は減少したものの75．9％と高い水準(zhǔn)であるが、日本とベトナムでは否定的な印象が目立った。両國(guó)は中國(guó)との領(lǐng)土問(wèn)題を大きな懸念としており、中國(guó)の軍事的な発展に脅威を感じているという。これに対し李教授は、「日本とベトナムは中國(guó)と利益的な衝突があるだけでなく、考え方での違いも大きい。さらに歴史的な問(wèn)題が加わり中國(guó)に対しマイナスなイメージを持つ傾向が強(qiáng)い」と語(yǔ)った。（翻訳?編集/內(nèi)山）