2016年12月14日、シンガポール英字紙ザ?ストレーツ?タイムズは、「中國(guó)は東南アジアに新たなファンを獲得した。経済面でのメリットを與えられる存在だ」とする記事を掲載した。環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版）が伝えた。

中國(guó)は東南アジアで貿(mào)易、投資分野で新たな一手を繰り出そうとしている。米國(guó)で保護(hù)主義を唱えるトランプ次期大統(tǒng)領(lǐng)誕生を控えた今、世界経済の先行きが不透明になったため、その動(dòng)きは加速している。世界金融大手クレディ?スイスによると、東南アジア諸國(guó)連合（ASEAN）主要6カ國(guó)に対する中國(guó)からの直接投資は今年、前年に比べてほぼ倍となった。

フィリピンやマレーシアも中國(guó)への傾斜を明確にしている。フィリピンのドゥテルテ大統(tǒng)領(lǐng)は10月の初訪中時(shí)、米國(guó)との関係を斷ち切り、中國(guó)に接近すると言明。中國(guó)もフィリピンとの経済関係を強(qiáng)化すると表明した。マレーシアのナジブ首相も11月に中國(guó)を訪問(wèn)。エネルギー、鉄道など基礎(chǔ)インフラ部門(mén)で、約300億ドル（約3兆4500億円）規(guī)模の経済協(xié)力で合意した。

クレディ?スイスによると、中國(guó)からASEAN主要6カ國(guó)への投資は今年160億ドル（約1兆8400億円）前後。対外投資に中國(guó)が占める割合はタイで3割、マレーシアで2割に達(dá)している。（翻訳?編集/大宮）