「日本人の中國(guó)に対する好感度を取り戻すには?」=元日本外交官にインタビュー―香港紙

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版    2016年12月18日(日) 1時(shí)10分

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香港文匯報(bào)(ぶんわいほう)は11月29日の22面で、記者尹樹(shù)廣による元日本外交官、現(xiàn)星槎大學(xué)共生科學(xué)部教授大嶋英一氏のインタビューを掲載した。

香港文匯報(bào)(ぶんわいほう)は11月29日の22面で、記者尹樹(shù)廣(イン?シュウグワン)による元日本外交官、現(xiàn)星槎大學(xué)共生科學(xué)部教授大嶋英一氏のインタビューを掲載した。大嶋教授は日中関係、トランプ氏が米次期大統(tǒng)領(lǐng)就任後の國(guó)際関係について分析した。ここで日本語(yǔ)のインタビュー原文を掲載する。(香港文匯報(bào)掲載の內(nèi)容からは一部省略?削除し、掲載しております)

一、安倍首相就任以來(lái)、日中関係を未だ正常な道へ戻せないが、G20杭州サミットで習(xí)近平主席との會(huì)見(jiàn)後、ゆっくり進(jìn)んでいる。大嶋教授から見(jiàn)れば、日中両國(guó)はどうすれば歴史と釣魚(yú)島(日本名?尖閣諸島)の問(wèn)題を乗り越えられる?近いうちの両國(guó)の関係にはどう思う?

【大嶋英一】日中関係が悪化したのは安倍政権からではなく民主黨政権時(shí)代からだ。確かに日中の政治関係は良好ではないが、経済関係は非常に緊密で強(qiáng)固な相互補(bǔ)完関係ができ上がっている。両國(guó)関係を考える上でこのことは忘れてはならない。政治関係を改善するためには、一般的に言って雙方の國(guó)民のナショナリズムを刺激し易いことに対して慎重に対応することが大切だ。だからといって今後の日中関係について私は悲観的ではない。緊密な経済関係を基礎(chǔ)に政治的な相互信頼関係を一歩一歩築いていくべきで、その際重要なことはアジア太平洋地域の平和と安定という大局を忘れないことだ。

二、日本を訪れた中國(guó)人観光客が500萬(wàn)を突破し、お互いの理解を深めるが、日本人の中國(guó)に対する好感度が低いのは事実。どうすれば信頼を取り戻せる?

【大嶋英一】1972年の國(guó)交正?;越?0年代末まで中國(guó)に親しみを感じる日本人の比率は80%ほどもあり非常に高いものがあった。しかし、殘念なことにその後急速に好感度が落ち現(xiàn)在のようになってしまった。これを短期間に元に戻すことは困難だが、悲観的になる必要はない。私の學(xué)生の多くはオーストラリアに一年間留學(xué)しているが、帰國(guó)後彼等に現(xiàn)地で會(huì)った中國(guó)人留學(xué)生の印象を聞き、將來(lái)彼等と一緒にやっていけると思うかと質(zhì)問(wèn)したところ、全員がイエスの回答だった。このように人と人の直接の觸れ合い、交流がさらに進(jìn)めば相手國(guó)に対する好感度も上昇していくと思う。

三、日本経済は1990年代から約20年停滯を続けている、「失われた20年」とも呼ばれるが、安倍首相の「三本の矢」は的を射ることができるか?

【大嶋英一】確かに20年以上にわたって日本経済は低成長(zhǎng)を続けているが、私自身は「失われた20年」とは考えていない。多くの問(wèn)題を抱えているとはいえ、日本の社會(huì)は著実に以前より住みやすくなっているからだ。そもそも人口が減少期に入っているにもかかわらず成長(zhǎng)率がプラスであることは驚くべきことだと思う。安倍政権の「三本の矢」政策は、將來(lái)世代に重い負(fù)擔(dān)を殘す可能性が高く、私自身はその妥當(dāng)性に懐疑的だ。

四、世界各國(guó)の日本に対する好感度が高まる、これは日本の「ソフトパワー」のひとつ。元外交官として見(jiàn)れば、日本の「ソフトパワー」の成功の秘密は何?

【大嶋英一】私は以前韓國(guó)に勤務(wù)していた時(shí)に日本大使館の文化公使を勤めていたが、その時(shí)感じたことは、ソフトパワーは政府部門(mén)が作ることもできなければ、流行らせることもできないということだ。今から20年ほど前にイタリアを旅行していた時(shí)に、ホテルのテレビで日本のアニメがイタリア語(yǔ)で放映されているのを見(jiàn)て驚いたことがあった。それから10年後、日本のアニメは世界中でブレイクした。この例でも分かる通り、ソフトパワーは民間の活動(dòng)の中から自然に発生してくるものなので、政府ができることはせいぜい民間の活動(dòng)をやり易くするような環(huán)境を整えること位だ。ちなみに私は30年以上前に2年間中國(guó)に留學(xué)した。當(dāng)時(shí)の中國(guó)は今から較べると貧しかったのだが、それにもかかわらず非常に濃厚な文化を感じたことを今でもよく覚えている。中國(guó)の社會(huì)には將來(lái)中國(guó)のソフトパワーに繋がる要素が沢山存在していると思う。

五、日本の若者は中國(guó)の臺(tái)頭についてどう思うか?

【大嶋英一】日本の若者の対中観は、実際に中國(guó)人に接したことのある者とそうでない者とでは大きく異なっている。中國(guó)人と接したことない者の多くは中國(guó)の臺(tái)頭をあまり快く思っていない傾向があるように思えるが、そもそも多くの若者は國(guó)外のことに関心をもっていないのではっきりしたことは分からない。中國(guó)人に接したことのある者は中國(guó)に興味を持ち、將來(lái)社會(huì)に出たらビジネスの上でも中國(guó)が大事になるだろうと考える者が多いように思う。彼等の多くは、中國(guó)の臺(tái)頭はチャンスであると捉えているが、同時(shí)に最近の中國(guó)の東シナ海、南シナ海での活動(dòng)や中國(guó)政府スポークスマンの発言に違和感を感じ、不安を抱いている面もあるようだ。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版

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