Record China 2016年12月21日(水) 7時10分
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19日、中國の金関連情報サイト?匯金網(wǎng)は「レアアース戦爭、中國は空っぽになるまで採掘しても利益を得られず、日本は大きな利益を生み出している」と題したコラムを掲載し、長年に渡るレアアースをめぐる日中の戦いについて伝えた。寫真はレアアースの採掘場。
2016年12月19日、中國の金関連情報サイト?匯金網(wǎng)は「レアアース戦爭、中國は空っぽになるまで採掘しても利益を得られず、日本は大きな利益を生み出している」と題したコラムを掲載し、長年に渡るレアアースをめぐる日中の戦いについて伝えた。
レアアースは現(xiàn)代のハイテク機器には欠かせない存在で、中國は世界最大のレアアース産出國だが、他國が関連の技術を獨占していたこともあり、70年代まで中國の採掘技術は時代遅れだった。
その後“レアアースの父”と呼ばれる徐光憲(シュー?グアンシエン)氏が米國で學んだ知識を基に製錬コストや時間を大幅に短縮させたが、技術面での進歩により、採掘量は一気に増加。中國のレアアース産出量は一時世界の1年の消費量の9割を占めていたが、利益率が1%に満たず、國の補助金を差し引くと赤字になるケースも確認された。徐氏は、「1995?2005年の10年間、中國は高純度のレアアースを低価格で輸出したことにより、少なくとも55億ドル(約6500億円)の損失が出ており、日本や韓國がこの期間に購入したレアアースは20年間の消費量に相當する」と試算している。
中國はレアアースの大規(guī)模な採掘により土壌汚染といった環(huán)境破壊が深刻化し、政府は輸出量を制限し輸出関稅を引き上げ、レアアースの単価が高騰。これを受け日本や米國は世界貿易機関(WTO)に訴え、中國は輸出量の制限を取り下げざるを得なくなった。さらに日本は豊富な貯蓄量を運用し中國への依存度を下げ始めた。加えて、高い利益を出す一方で、日本はレアアース関連設備の対中輸出を制限し、技術的な優(yōu)位を確保している。
なぜ日本は中國のレアアース輸出量に敏感なのか、それは日本が大きな利益を得ているからに他ならない。日本はレアアースを國內で加工することで大きな利益を生み出している。中國のレアアース関連サイトのデータによると、2016年の上半期5カ月間で、日本がレアアースを加工し輸出した単価はレアアースの輸入?yún)g価の11倍以上となった。単純に輸出量を調整したのでは現(xiàn)狀の局面を改善することはできなくなっている。
こうした中、中國國內の6大関連企業(yè)が協(xié)力し、採掘から製錬、応用など関連分野の改革を進めている。中國の対応に改善が期待されるが、忘れてはいけないのが、過去數(shù)十年間、中國以外の産出國が産出量を最小限に抑えており、依然多くの資源が眠っているという現(xiàn)実だ。このまま中國が低価格でレアアースを大量に輸出すると、將來豊富なレアアース資源を有していた中國が他國からレアアースを買う事態(tài)にまで発展する可能性もある。(翻訳?編集/內山)
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