2016年に中國で起きた大きな出來事、話題となったニュースを10回にわたって振り返る。今回取り上げるのは、中國?杭州で開催された主要20カ國?地域（G20）首脳會(huì)議。

中國初開催となるG20首脳會(huì)議が9月4、5の両日、浙江省杭州市で開かれた。王毅（ワン?イー）外相は日本が議長國を務(wù)めた主要7カ國（G7）首脳會(huì)議（伊勢(shì)志摩サミット）開幕日の5月26日、G20首脳會(huì)議まで27日で100日に迫ったとして會(huì)見を行い、「G20は先進(jìn)國と途上國が対等な立場で同じテーブルを囲み、平等に協(xié)議して決める場であり、時(shí)代の発展の潮流に合致している」と強(qiáng)調(diào)。現(xiàn)地では警備體制強(qiáng)化に加え、地元政府が街の景観対策に躍起になる様子が報(bào)じられた。

中國が掲げた杭州サミットのテーマは、「創(chuàng)造的」（Innovative）、「活力ある」（Invigorated）、「連結(jié)された」（Interconnected）、「包摂?shù)摹梗↖nclusive）だ。會(huì)合にはG20の指導(dǎo)者のほか、7つの國際組織の代表、招待國8カ國の指導(dǎo)者も參加し、採択された首脳聲明には政策協(xié)調(diào)の強(qiáng)化、成長のための新たな道の開拓、より効果的で効率的なグローバルな経済?金融ガバナンスなどが盛り込まれ、鉄鋼やその他産業(yè)の過剰生産能力について「世界的な課題」とする記載も含まれた。中國外交部の報(bào)道官は閉幕翌日の定例記者會(huì)見で「予定の目標(biāo)を達(dá)成した」と評(píng)価、具體的な成果として、初めて國連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」について行動(dòng)計(jì)畫を制定したこと、気候変動(dòng)対策の新たな枠組みである「パリ協(xié)定」の早期発効をリードする役割を果たしたことなどを挙げた。

また、サミットに合わせて5日夜に開かれた安倍晉三首相と習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席との會(huì)談も注目を集めた。両首脳の會(huì)談は1年5カ月ぶり。約35分にわたって行われた會(huì)談の冒頭、習(xí)主席は日中関係について「1日も早く正常な発展の軌道に戻すよう努力しなければならない」と語り、安倍首相は「日中間に課題があるからこそ対話を積み重ね、『戦略的互恵関係』の考え方に立ち、大局的な観點(diǎn)から、安定的な友好関係を築いていきたい」と応じた。（編集/野谷）