＜続報(bào)＞「チベットカモシカ合成寫真」カメラマンの全作品、國営サイト5社が削除―中國

2008年2月19日、北京市の「法制晩報(bào)」が伝えたところによると、中國の國営サイト5社は、チベットカモシカの合成寫真を作製した劉為強(qiáng)（リウ?ウェイチアン）カメラマンが撮影した全作品をサイトから削除すると発表した。

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削除を決めたのは「新華社中國図片総匯（寫真総覧）」「人民図片網(wǎng)」「中國新聞図片網(wǎng)」「五洲伝播図片庫（チャイナフォトプレス）」など。

問題の作品は、青蔵鉄道を通過する列車とチベットカモシカの群れが交差する決定的瞬間を捉えた「野生動(dòng)物に命の道を切り開く青蔵鉄道」。國営テレビの中央電視臺(tái)（CCTV）「2006年度10大ニュース寫真」銅賞を受賞した。

2月12日、寫真愛好家サイトに「この寫真は合成」と書き込まれたのをきっかけに、あっという間に大騒ぎに。撮影者の劉カメラマンは黒竜江省大慶市の地元紙「大慶晩報(bào)」撮影部副主任であったが、作品を合成だと認(rèn)めており、すでに同社を解雇されている。

今回、劉氏の作品削除を決定した5社は、デジタル技術(shù)を駆使して本來の畫像情報(bào)を曲げて伝えるのは「真実の報(bào)道」の原則に反すると連名で同氏の行為を非難したうえで、結(jié)果として虛偽の報(bào)道を行ったことを読者に謝罪する、と述べている。（翻訳?編集/本郷）