2017年6月26日、韓國の樸槿恵（パク?クネ）前大統(tǒng)領(lǐng)の違法行為により精神的損害を被ったとして、市民らが樸前大統(tǒng)領(lǐng)を相手取り起こした損害賠償請求訴訟が本格審理に入った。韓國?朝鮮日報などが伝えた。

訴訟を起こした原告?zhèn)仁忻瘠?577人、このうち5001人分の弁論期日が第1次として26日に設(shè)定され、ソウル中央地裁で訴狀の內(nèi)容が確認された。

5001人は、1人當(dāng)たり50萬ウォン（約4萬9000円）、合計25億ウォン（約2億4600萬円）を樸前大統(tǒng)領(lǐng)に請求。追って、第2次（4160人）、第3次（416人）訴訟も開始される。今回の集団訴訟の原告?zhèn)却砣僳妥o士は故?盧武鉉（ノ?ムヒョン）元大統(tǒng)領(lǐng)の娘婿が擔(dān)當(dāng)する。

裁判長は、裁判の進行に先立ち「被告が前大統(tǒng)領(lǐng)だけに一般國民の関心も高く、やや政治色がある」と憂慮を示した上で、「この事件はあくまでも民事訴訟なので、政治的な宣伝や相手への感情的な非難は自制するようお願いする」と述べた。

原告?zhèn)熔妥o士は「被告は大統(tǒng)領(lǐng)在職當(dāng)時、大統(tǒng)領(lǐng)の職務(wù)を利用して憲法と法律に違反し、大統(tǒng)領(lǐng)の権限を私人のために使った。その結(jié)果、國民が大きな傷を負った」と訴訟提起の理由を説明、「憲法裁判所ですでに決定が出ており、憲法裁の資料を基に樸前大統(tǒng)領(lǐng)の不法行為を問えばよい」と主張した。

これに対し、樸前大統(tǒng)領(lǐng)側(cè)の代理人弁護士は「原告?zhèn)趣蠂袢wが被害者だと主張しているが、具體的な被害者が特定されていない限り、訴えの利益（紛爭を解決するに値するだけの利益?必要性）がない」と述べ、今回の訴訟が民事訴訟の要件を備えておらず、卻下すべきと強調(diào)。さらに「（現(xiàn)在進行中である樸前大統(tǒng)領(lǐng)の）刑事裁判手続きが、少なくとも1審だけでも終わってから民事訴訟が進められるべき」と反論した。

裁判所は、「一般的な事件であれば、刑事事件を差し置いて民事で先に判斷を下すというのは事実上難しい」としながらも、「両側(cè)代理人があえて進めるよう望むなら反対はしない」と述べ、裁判を進めることを決定した。

今回の訴訟に関し朝鮮日報は、「特定の政治家により被った火?。ㄉ瞍工胫肖强嗤搐蚋肖袱皮馀辘韦浃陥訾胜龊悉爽F(xiàn)れる頭痛や息切れなどの病狀）やストレスに金銭的補償を受けることができるだろうか」と疑問を呈した。

この報道を受け、韓國のネットユーザーからは「法を勉強する立場からすると、樸槿恵側(cè)の弁護士が言っていることが正しい」「こんなことがまかり通れば、歴代大統(tǒng)領(lǐng)全員が訴訟の対象だ」「精神的被害？だったら今の國會議員も全員訴えろ」など、原告?zhèn)趣窝预し证朔穸ǖ膜事暏啶膜护椁欷俊?/p>

また、進歩系とされる現(xiàn)政権と、それを生み出した社會に対して、「この訴訟を起こした原告の行為で苦痛を味わったなら、この原告相手に訴訟を起こせるのか？」「大韓民國の國格喪失の元兇は文在寅（ムン?ジェイン）政権だ。左派の連中は人民裁判をするような狀態(tài)?？证恧筏す伯b主義社會だ」など、行き過ぎた現(xiàn)狀を憂慮するコメントもみられた。（翻訳?編集/三田）