韓國の樸槿恵（パク?クネ）前大統(tǒng)領(lǐng)とその友人?側(cè)近らをめぐる一連の事件は、大統(tǒng)領(lǐng)の罷免と樸容疑者の逮捕でいったんの落ち著きをみたが、この騒動は韓國社會にさまざまな亀裂を生み、対立を激化させるきっかけとなった。韓國紙?ヘラルド経済によると、理念や世代、性別間の摩擦が犯罪という形で表面化する例が昨今続いており、専門家からは「群集心理による暴力行為が大規(guī)?；工肭挨藦?qiáng)力な処罰が必要」との指摘が出ているという。

ソウル中心部では今月5日、路線バス內(nèi)で兇器を振り回すなどして乗客を脅したとして、57歳の男が逮捕された。男は乗客らに「おまえたちはろうそく集會に出たのか？」と聞いて回っていたといい、警察の取り調(diào)べでは、樸前大統(tǒng)領(lǐng)を罷免に追い込んだ市民デモの「ろうそく集會」で「國が滅びると思ってやった」と供述した。

また4日には、ソウル市內(nèi)の韓國外國語大構(gòu)內(nèi)で女子學(xué)生らに対しペットボトルの水やコーラをかけたとして、24歳の同大男子學(xué)生が暴行容疑で書類送検された。男子學(xué)生は警察の調(diào)べで「女子學(xué)生たちが勉強(qiáng)もせず出歩いているので気分が悪かった」と話し、女性嫌悪が犯行動機(jī)であることが明らかになった。

さらに2日、地方で開かれた保守系団體の集會では、配られたビラを受け取らなかった若い女性が団體メンバーに毆られる事件があった。

専門家からは、社會的な葛藤が犯行動機(jī)となったこうした犯罪について、個別にはささいにも見えるが、社會の混亂につながりかねないだけに厳しい処罰が必要だとの聲が出ている。慶南（キョンナム）大のキム?ドウ警察學(xué)科教授は、これら犯罪行為の背景に「政治知的?思想的?理念的背景が自分と異なればすべて敵だという考えがある」と説明、「個人個人の小さな犯罪も、群集心理によって暴力化する可能性が高い」として、一つ一つの事件について厳重に対処し危険の目を摘んでおく必要があると指摘した。

この報(bào)道に、韓國のネットユーザーからは「自分の主張と違うと共産主義者呼ばわり、敵の考えは『まともじゃない』ことになる」「今後はもっとひどくなりそう」と、現(xiàn)狀や今後への不安の聲が寄せられたほか、「正気を失わずしっかり生きよう」「寛容こそが間違い」「似た者同士だけで生きていきたい」「お互いへの尊重がなければ社會には爭いしか生まれない」と、対処法を主張するコメントもある。

また、「長い間、政治家たちが分裂を利用して票集めをしてきた結(jié)果」「國民を真っ二つにして闘わせたのは、李明博（イ?ミョンバク元大統(tǒng)領(lǐng)）と樸槿恵（パク?クネ前大統(tǒng)領(lǐng)）の業(yè)績だよ」など、問題の原因を韓國の政治に求めるコメントも目立った。（翻訳?編集/吉金）