中國國家核電技術(shù)公司の責任者は先日のインタビューで、中國は今後10年間で原子爐を60基建設(shè)することを明らかにしたが、これほど多くの原子爐を建設(shè)して、安全なのだろうか。経済が新常態(tài)を迎え、全社會の電力使用量が伸び悩み、新たな余剰生産能力を生むことはないのだろうか?？萍既請螭瑏护à?。

◆10年間で60基は急ぎすぎか

「10年間で原子爐60基」はニュースとして確かにセンセーショナルだが、実は特に目新しい情報という訳ではない。なぜなら國務(wù)院が発表している「エネルギー発展戦略行動計畫（2014?20年）」には、2020年までに原発の規(guī)模を5800萬kWに、建設(shè)中の原発の規(guī)模を3000萬kWにするとしていたからだ。

國家核電技術(shù)公司専門家委員會委員の林誠格氏は、「稼働中の28基の設(shè)備容量が2614萬8000kWで、建設(shè)中の26基が2912萬kWであることから、2020年までに5800萬kW規(guī)模には達すると思われるが、建設(shè)中の3000萬kWという目標には屆かない。そのため第13次五カ年計畫期間中（2016?20年）に28?30基建設(shè)する必要がある。同じペースならば、2025年までにさらに30基ほど建設(shè)しなければならない」と解説している。

中國のエネルギーグリーン?低炭素発展目標によると、非化石エネルギーが一次エネルギーの消費量に占める割合を15％とし、GDP単位當たりCO2排出量を2005年より40?45％削減する。2030年にはこれを20％前後、60?65％とし、さらに2030年頃までにCO2排出のピークを迎え、その早期実現(xiàn)を目指す。中國の國際社會への約束を?qū)g現(xiàn)するためには、グリーン?低炭素エネルギーはそれぞれこの発展目標を達成しなければならない。原発の設(shè)備容量を2020年までに5800萬kW、建設(shè)中を3000萬kWにするとあるが、これは最低限の量だ。

◆原発は果たして安全か？

福島原発事故は社會と人々に大きな影響を及ぼし、「受け入れられない」とする人もいる。放射能防護専門家、中核集団の潘自強氏、清華大學原子力?新エネ技術(shù)研究院教授の何建坤氏、中広核蘇州熱工研究院研究員の周如明氏らは、福島原発事故を全面的かつ詳しく分析した上で、福島原発事故が「原子力は安全で環(huán)境にやさしいエネルギー」という結(jié)論を変えることはないと指摘した。潘氏の研究によると、各種エネルギーの溫室効果ガスの排出量を見ると、褐炭、石炭、石油、太陽光、推力、バイオマス、風力、原子力の順で、原子力が最も少ない。また、人の健康への影響を見ると、原子力の放射線量は石炭を大きく下回るからだ。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF）