Record China 2008年2月27日(水) 17時(shí)47分
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武道館公演を大成功させたジェイ?チョウ。情感たっぷりの饒舌な歌聲に會(huì)場(chǎng)中が酔いしれた。(PHOTO/Hiroaki Yoda?寫真提供/ソニー?ミュージックジャパンインターナショナル)
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2008年2月16、17日の両日、中國語圏で絶大な人気を誇るアーティストのジェイ?チョウ(周傑倫)が2回目の來日コンサートを日本武道館で行い、大盛況のうちに幕を閉じた。公演から1週間たった今も、興奮冷めやらないファンの方は多いことだろう。
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中國系アーティストの武道館公演はフェイ?ウォン(王菲)に続く2人目の快挙。親日家の多い臺(tái)灣に生まれ、日本語を話す祖母を慕って育ったジェイにとって、この公演が持つ意味は、はかりしれないものだったものだろう。
プレッシャーも相當(dāng)だったはずだが、蓋を開けてみれば會(huì)場(chǎng)はほぼ満杯。ピアノで日本語の歌(中島美嘉の「雪の華」)を弾き語るなど、自在な演出でファンを存分に楽しませるパフォーマンスを披露した。
公演は、バリエーション豊かなプログラムが満載。三味線やドラムの演奏、おなじみピアノの連弾バトル、ヒップホップ?ダンスコーナーなど、彼の多才さを十二分に堪能できる內(nèi)容だった。また、中華系コンサートの王道とも言える、ひっきりなしの衣裝替えやサービス精神たっぷりのMC、スペシャルゲストの出演もあり、まるで遊園地のアトラクションをすべて制覇するかのような構(gòu)成。観客にとってお腹いっぱいの2時(shí)間40分だったのではないか。
しかし、會(huì)場(chǎng)に集まったファンの心を奪ったのはやはり、歌い手ジェイの純粋な「歌の力」だったに違いない。CDで聴く彼の聲は全體的にか細(xì)い印象だが、この日の會(huì)場(chǎng)では、バラードを力強(qiáng)く情感たっぷりに歌い上げ、なみなみと湛えた彼の聲量に會(huì)場(chǎng)は圧倒されていた。特にデビューアルバムに収録された「ブラック?ユーモア(黒色幽黙)」の弾き語りで、その饒舌な聲色は傑出していた。
ジェイならば、ピアノを置いただけの簡(jiǎn)単なステージにシンプルなジーンズ姿でコンサートを開いても、十分に観客を魅了するだけの実力があるように思う。むしろ、そのほうが彼の才能をよりダイレクトに表現(xiàn)できるのではないだろうか。中國圏ではアイドル的な人気を博するジェイだけに、ライブでもさまざまなサービスが要求されるのだろうが、いつかそんな「歌だけ」のコンサートを見てみたいと思わせる公演だった。(編集/愛玉?PHOTO/Hiroaki Yoda?寫真提供/ソニー?ミュージックジャパンインターナショナル)
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