2017年2月1日、英紙デイリー?メールによると、中國(guó)では約2億8000萬人が農(nóng)村から都市部へ「農(nóng)民工」として出稼ぎに出ている。子供を故郷に殘してより高い賃金、より厳しい仕事を求める親たちも多い。中國(guó)では都市部と農(nóng)村を分ける戸籍制度が厳格なため、故郷で祖父母や親せきと暮らす「留守児童」は約6000萬人を超える。參考消息網(wǎng)が伝えた。

親は明るい未來を描くものの、見通しは暗いのが現(xiàn)実だ。16年の中國(guó)の経済成長(zhǎng)率は年間6．7％に減速し、前年に比べて0．2ポイント低下。過去25年で最低となった。中國(guó)政府の統(tǒng)計(jì)によると、農(nóng)民工の平均月給は約3000元（約5萬円）。賃金は伸び悩んでおり、11年の伸び率は年間21％だったが、15年には7．2％まで縮小した。米ブルームバーグ通信によると、農(nóng)民工の賃金は16年、さらに減少するとみられる。

一方、中國(guó)の人件費(fèi)上昇にともない、工場(chǎng)の多くがより賃金の安いベトナムやカンボジアへ生産拠點(diǎn)を移している。中國(guó)の沿岸部では物価が上昇しており、農(nóng)民工は故郷へ帰るかどうかの選択を迫られている。（翻訳?編集/大宮）