2017年2月9日、韓國?朝鮮日報によると、韓國次期大統(tǒng)領(lǐng)選に野黨「共に民主黨」から出馬の意思を表明している安熙正（アン?ヒジョン）忠清南道知事が、日本との関係について「戦爭性奴隷などに関する真実を明らかにすることとは別に、経済?外交などの協(xié)力に対しては私たちが主導する『ツートラック』を提案する」と述べ、慰安婦問題などの歴史問題と経済?外交とを分離して対応する姿勢を表明した。

次期大統(tǒng)領(lǐng)選で支持率2位の黃教安（ファン?ギョアン）首相?大統(tǒng)領(lǐng)権限代行（支持率15．9％：6?8日調(diào)査、1508人対象）に迫る安知事（同15．7％）は9日、ソウル市內(nèi)のプレスセンターで開かれた保守団體「韓半島未來財団」の講演で、「戦爭犯罪と人権じゅうりんについての真実を明らかにする問題には歴史的な時効がなく、政府間交渉によってやり過ごすことはできない」とし、「しかし、過去の歴史問題で韓國と日本の間の経済?外交上のすべての懸案が漂流しているため、これら分野の戦略的協(xié)力を拡大しつつ、アジアの平和と繁栄を成し遂げていかねばならない」と述べた。

さらに安知事は「強固な國防力を持ってこそ、中國と北朝鮮を相手に主導的な外交が可能」とし、「北朝鮮の核問題を含め、どのような脅威にも獨自の対応が可能な力を確保しなければならない。米國だけに依存していてはならならない」と述べた。また高高度防衛(wèi)ミサイル（THAAD）配備に関しては、「現(xiàn)実は殘念な狀況だが、中國の指導者たちが（THAAD配備を）尊重してくれることを望む」と述べた。

このような安知事の発言に韓國のネットユーザーからは「大統(tǒng)領(lǐng)になるために言っているだけ」「日和見主義だ」など批判的な意見と共に、「道徳性、合理性もあるみたいだし、安定感もあるね」「彼こそが分裂した大韓民國を統(tǒng)合できる」など好意的な聲も寄せられた。（翻訳?編集/三田）