1月27日は、春節(jié)（舊正月）を祝う中國(guó)での大晦日にあたる。日本で年越しそばやおせち料理を食べるように、春節(jié)の過(guò)ごし方は日本と変わらず、縁起物の食べ物を用意し、年越し番組を見(jiàn)る。家族団らんを迎える1年に1度の大イベントに、多くの家庭で新しい年での家內(nèi)安全、商売繁盛などを祈願(yuàn)し、縁起物の料理を準(zhǔn)備する。

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この時(shí)期、食品売場(chǎng)でも縁起物の食材が専門コーナーで大々的に販売される。中でも多く見(jiàn)かけるのは、魚(yú)や金魚(yú)の形をした、「年［米羔］（ニエンガオ）」と呼ばれるお餅のようなもので、赤色の鮮やかな色や金に見(jiàn)立てた黃色の魚(yú)（金魚(yú)）が店頭に並ぶ。カラフルでキュートな形に、子どもでなくても目を奪われる。

なぜ魚(yú)がラッキーフードなのか？というと、その理由は中國(guó)語(yǔ)の発音にある?！改昴暧杏啵辍┯啶辘ⅳ毪郅蓞Х偆ⅳ耄工趣いΕ楗氓`ワードの「余（yu）」と「魚(yú)(yu)」の発音が同じなので、「年年有魚(yú)」になり、お金が余るほど儲(chǔ)かるようにという意味を表すため、魚(yú)料理は正月料理として欠かせない定番食材なのだ。ただ、その調(diào)理方法、食べ方、お皿に並べた魚(yú)の向きなどは地方によって違うし、尾頭付きで1匹丸ごと料理するところもあれば、頭だけ調(diào)理するところもある。それでも必ず食卓に上がる、春節(jié)には欠かせないマストアイテムである。もちろん食材以外でも正月飾りに魚(yú)が使われているが、これも同じ理由から縁起をかついでいるのだ。

また、「年［米羔］」も多くの地域で食卓にあがるお正月料理?！改昴辏勖赘幔荨工趣夂簸肖?、「年年高（仕事も生活も年々良くなる）」と同じ発音なので、仕事で出世をしたり、生活レベルが上がることの象徴として、これも縁起物で喜ばれる。「年［米羔］」はもち米を粉にして、こねてつくられ、一般に「正月もち」とも呼ばれ、味は甘いものと塩辛いものの2種類がある。食べ方は蒸したり、焼いたり、揚(yáng)げたりといろいろアレンジできる。こうして見(jiàn)ると、魚(yú)型の「年［米羔］」はダブルで縁起が良いので、まさに最強(qiáng)の組み合わせになる。ちなみに魚(yú)型の「年［米羔］」は外資系スーパで購(gòu)入すると1匹（？）約20元前後（約350円）から。

新しい年がもっと良い年になるように願(yuàn)うのは萬(wàn)國(guó)共通で、新年に縁起物を食べて良い運(yùn)を呼び込みたい気持ちは誰(shuí)もが持っている。7日間という春節(jié)休暇を利用して、海外へ旅行する中國(guó)人の報(bào)道もよく耳にするが、まだまだ伝統(tǒng)的な風(fēng)習(xí)に従って年を越す人口も多く、この時(shí)期、中國(guó)を旅行するとより濃い異國(guó)文化に觸れることができるだろう。（提供/フライメディア）