2017年1月26日、中國(guó)メディア?數(shù)読によると、中國(guó)では農(nóng)村から都市への出稼ぎ労働者は増え続けているが、その労働環(huán)境は依然として劣悪だという。

毎年、舊正月（春節(jié)）になると、中國(guó)では発達(dá)した沿岸部から、西側(cè)の內(nèi)陸部へと多くの人が帰省する“大移動(dòng)”が起きるが、その大部分は農(nóng)村から出稼ぎに來ていた“農(nóng)民工”と呼ばれる人々。中國(guó)國(guó)家統(tǒng)計(jì)局の調(diào)べでは、2002年の時(shí)點(diǎn)では1億470萬(wàn)人の農(nóng)民工がいたとされるが、15年には1億6880萬(wàn)人にまで膨れ上がっている。

出身地は四川省や河南省、安徽省、湖南省、江西省など。広東省や浙江省、上海市や北京市などで、製造業(yè)や建設(shè)業(yè)に従事し、中國(guó)の経済成長(zhǎng)の大きな原動(dòng)力となった。産業(yè)構(gòu)造の改革にあっても重要な人的資源であり続けている。

しかし、1億人を超える農(nóng)民工たちの生活や労働環(huán)境は劣悪なままで、以前と比べれば多少は改善された部分もないではないが、他の社會(huì)層と比べると労働內(nèi)容も保障もひどい狀態(tài)が続いていると記事は指摘する。

15年の出稼ぎ労働者たちの出稼ぎ期間は1年のうち10カ月を超え、毎月の労働日數(shù)も25日以上で、1日も休みがない月も珍しくはないという。労働中に事故が起きても泣き寢入りするしかないケースが多いほか、労働者の60．3％は労働契約を結(jié)んだ経験すらなく、報(bào)酬の未払いもたびたびニュースとなっている。

記事は、「出稼ぎ労働者の生活や労働環(huán)境は劣悪なのに、その數(shù)は毎年増え続けている。彼らにとっては耕作地を抜け出すことだけが、より良い生活を追い求める唯一の手段かもしれないのに」と伝えている。（翻訳?編集/岡田）