2017年1月30日、シンガポールの華字メディア?聯(lián)合早報(bào)によると、オーストラリアのコンサルタント會(huì)社デロイト?アクセス?エコノミクス（DAE）のエコノミストであるクリス?リチャードソン氏がビジネス展望報(bào)告書で、「オーストラリアの経済をけん引するのは中國(guó)であって、トランプ政権下の米國(guó)ではない」と述べている。

新華社がオーストラリアの國(guó)営通信社オーストラリアン?アソシエーテッド?プレス（AAP）の30日の報(bào)道を引用して伝えたところでは、リチャードソン氏は、2017年においても中國(guó)はオーストラリア経済にとって依然として大きな存在であり、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)はメディアの注目を集めることはできても、世界経済への影響力には限りがあると分析している。

リチャードソン氏は「中國(guó)の現(xiàn)在の経済のモデルチェンジには一定のリスクがあるかもしれないが、中國(guó)政府はハードランディングを避ける取り組みを怠っておらず、持続的な経済成長(zhǎng)を維持している。この狀況から見て、17年も中國(guó)は世界経済の成長(zhǎng)をけん引するだろう」と述べた。

一方、米國(guó)に関してリチャードソン氏は、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が米議會(huì)を通じて経済政策への重大な調(diào)整を加えることは困難であり、「米國(guó)はゲームのルールを変える主要なプレーヤーにはなりえない」とした。

報(bào)告書はさらにオーストラリア経済の成長(zhǎng)は続くと予測(cè)しており、リチャードソン氏によると、低金利およびオーストラリアドルの為替レートの低さによる刺激作用は徐々に弱まり、不動(dòng)産および建設(shè)業(yè)の好況も頭打ちに近づいてはいるが、失業(yè)率は安定して推移しており、輸出も好転し続けている。特に石炭や天然ガスの輸出はいずれも増加し、政府のインフラ投資も経済成長(zhǎng)に効果的であるという。

また、オーストラリアドルのレートも現(xiàn)段階では大きく変動(dòng)しないが、18年末から上昇に転じる可能性があり、米國(guó)が通貨引き締め政策を継続して、世界各國(guó)の多くが利下げするのではないかとも予測(cè)した。（翻訳?編集/橋本）