2008年3月1日から四川省の成都中等人民法院（地方裁判所）は、従來の銃殺刑による死刑執(zhí)行法を全面的に廃止し、「より人道的な手段」として薬物注射による刑執(zhí)行を採(cǎi)用する方針を固めた。29日付で「中國(guó)新聞網(wǎng)」が伝えた。

【その他の寫真】

新たな死刑執(zhí)行方法の採(cǎi)用に伴い、致死薬物の管理、処刑場(chǎng)の建設(shè)、執(zhí)行人の育成に関して具體的な要求が提出された。なお、致死薬物の管理については、銃?弾薬の管理規(guī)定に基づき、関連部門が申請(qǐng)?審査?保管?使用などに関する制度を設(shè)け、事故の発生を斷固として防止していく。

中國(guó)では97年に、雲(yún)南省昆明市が全國(guó)に先駆けて薬物注射による死刑執(zhí)行を採(cǎi)用した。また、成都中等人民法院も99年から四川省全域での導(dǎo)入に向けて積極的に取り組んできた?，F(xiàn)在、中國(guó)國(guó)內(nèi)では昆明、長(zhǎng)沙、成都、北京、上海、重慶、広州、杭州、瀋陽、武漢、青島、平頂山、焦作、渭南などの地域で、薬物注射による死刑が実施されている。

ある調(diào)べによると、死刑制度を設(shè)けている國(guó)は世界99か國(guó)。執(zhí)行手段の主流は銃殺、斬首、電気イス、毒ガス、石打ち、薬物注射など。なお、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、死刑囚の苦痛が少ないとされる注射刑を採(cǎi)用している國(guó)は、中國(guó)、アメリカなどとなっている。（翻訳?編集/下妻）