伊藤忠商事元社長(zhǎng)?會(huì)長(zhǎng)で元駐中國(guó)大使の丹羽宇一郎?日中友好協(xié)會(huì)會(huì)長(zhǎng)はRecord Chinaのインタビューに応じた。第2次大戦後の國(guó)際社會(huì)を安定的なものにするために、國(guó)連安保理常任理事國(guó)に日本とドイツを入れる一方、G7（主要7カ國(guó)）に中國(guó)、ロシア、インドを參加させるべきだと提案。中國(guó)のG7入りに日本が主導(dǎo)的な役割を果たせば、日中関係の改善につながるとの認(rèn)識(shí)を示した。また日中両國(guó)民の8割以上が相手國(guó)に「悪感情」を抱いているとの世論調(diào)査結(jié)果に疑問(wèn)を投げかけ、若い世代はもっと交流し「真実から目をそらさず自分で見(jiàn)てきてほしい」と呼び掛けた。

『＜丹羽元駐中國(guó)大使インタビュー（2/3 ）＞トランプ政権と中國(guó)は“水面下で接觸?取引している”のではないか―「中國(guó)仮想敵國(guó)論」は過(guò)剰反応』から続く。（聞き手?八牧浩行）

――日中の世論調(diào)査では日本人の中國(guó)嫌い、中國(guó)人の日本嫌いがそれぞれ8割?9割にも上っているとの結(jié)果が出ており、この數(shù)年悪化しています。

調(diào)査対象は各2000人ぐらいで回答率も6割ぐらいでしょう。どうして國(guó)の大部分の聲としてひとまとめに結(jié)論づけ出來(lái)るのでしょうか。安倍首相の支持率も同じですが、世論調(diào)査の信ぴょう性を?qū)W者に問(wèn)いたいと思います。

――実感と調(diào)査結(jié)果は違うということですね。

何が本當(dāng)なのか。中國(guó)人は嫌いと皆が言っているのに私だけが違うと思うというわけにはいかない。しかし、本當(dāng)に嫌いなのか。中國(guó)に行ったことがある日本人は2割。日本に行ったことがある中國(guó)人はわずか3％。中國(guó)人口14億人の3％は4000萬(wàn)人ぐらい?；イい讼嗍謬?guó)に行ったことがないのに「嫌い」と言うのは、メディアや風(fēng)評(píng)に影響されているからではないか。

9割が嫌いと言うだけでは仕方がない。メディアが反省しないとね。2000人に聞いても実際の回答者はもっと少ない。14億人の本當(dāng)の考えは分からない。北京だけでは分からず、重慶などの內(nèi)陸地方やウイグル地域など様々な地域の考えを聞く必要があるし、年齢の分布ごとにどのような意見(jiàn)なのかなど広く調(diào)査しなければならないと思う。

――大使時(shí)代に中國(guó)をつぶさにご覧になられました。來(lái)年は國(guó)交正常化45周年の節(jié)目の年。期待することは？

政治家同士が儀禮的にやるよりも民間外交を積極的に展開(kāi)する方が効果的です。日中友好協(xié)會(huì)を中心に関連団體や企業(yè)などが企畫(huà)しています。

――Record Chinaニュースでは「日本が好き」「日本人は中國(guó)を理解したい」という庶民の聲も多く、地道な友好が芽生えつつあるという気もします。

日本だって老舗食品企業(yè)も含め、古かったり捨てるものを使って追及されたケースもあったのに、中國(guó)企業(yè)の不祥事だとセンセーショナルに報(bào)道するのは、アンフェアだと思う。中國(guó)についても、中國(guó)人のいろんな聲を聴くことは重要です。

――若い人たちに贈(zèng)る言葉は？

外國(guó)に行って真実は何かを見(jiàn)て來(lái)てほしい。真実を見(jiàn)たくないということではダメです。中國(guó)ならまず行って見(jiàn)聞してください。英國(guó)なども、日本よりずっと安定している。英國(guó)に行って英國(guó)の新聞を読むのと日本の新聞を読むのと違う。海外では日本のことはほとんど書(shū)かれていない。日本にいると世界は日本中心で回っているように思いがちですが、もっと目を開(kāi)いていただきたい。自分で見(jiàn)て判斷してください。

中國(guó)に行く若い人が激減しています。若者は「怖い」から行かないというが、今世界中どこに行ったって危ない。真実から目をそらさず自分で見(jiàn)ていただきたい。

――財(cái)政再建はじめ困難なことは先送りされます。何ごとも「先楽後憂(yōu)」になっているように思います。

日本の厳しい財(cái)政狀況に目をふさいでいる。いい話(huà)だけに飛びつき、キリギリスのような話(huà)ばかりしている。こんなことしていたらみんなダメになってしまう。

――中國(guó)は重厚長(zhǎng)大分野中心からソフト分野や移行する構(gòu)造改革を標(biāo)榜しています。

中國(guó)はしばらく一黨獨(dú)裁で行かなければならない。日本みたいな民主主義では成り立たない。あれだけの大きな國(guó)をどうやってまとめるのですか。経済狀況が良くなって、中間層が60％ぐらい占めるようになると、自然と政府は國(guó)民の意見(jiàn)を聞かなければならなくなる。20％ぐらいの意見(jiàn)では國(guó)をまとめられない。だが、現(xiàn)在の狀況では私が習(xí)近平でも獨(dú)裁をする。米國(guó)も中間層が激減したからああいう分?jǐn)嗟膜式Y(jié)果になる。

――どの國(guó)でも富裕層と貧困層が2極化し、國(guó)家が分?jǐn)啶丹欷毪韦峡证恧筏い长趣扦工汀?/p>

日本は安定した國(guó)だったが、だんだん貧困層が増えて、格差が拡大すれば難しい事態(tài)となります。

――第2次大戦後の國(guó)際秩序が大きく変化していますね。

それにも拘わらず、今でも國(guó)連を動(dòng)かしているのは戦勝?lài)?guó)ばかり。安保常任理事國(guó)に日獨(dú)が抜けています。米英仏が戦勝?lài)?guó)の中心になって今の體制ができました。

一方、G7には常任理事國(guó)の中露が入っていない。先進(jìn)國(guó)に近い両國(guó)と人口大國(guó)インドを入れる必要があります。

日本が音頭をとってその體制を構(gòu)築すれば日中が仲良くできる。世界の政治家にはもっと國(guó)連にカネを出してもらいたい。世界が安定して仲良く話(huà)し合いができるようになるために必要です。

＜丹羽宇一郎氏プロフィール＞

日中友好協(xié)會(huì)會(huì)長(zhǎng)、グローバルビジネス學(xué)會(huì)會(huì)長(zhǎng)、早稲田大特命教授。

1939年愛(ài)知県生まれ。62年3月名古屋大學(xué)法學(xué)部卒業(yè)、同年4月伊藤忠商事入社、主に食料部門(mén)に攜わる。98年4月同社社長(zhǎng)、2004年會(huì)長(zhǎng)に就任。この間、経済財(cái)政諮問(wèn)會(huì)議民間議員、地方分権改革推進(jìn)委員會(huì)委員長(zhǎng)を務(wù)める。10年6月?12年12月駐中國(guó)大使。著書(shū)は「中國(guó)の大問(wèn)題」「危機(jī)を突破する力」「人を育てよ」「人類(lèi)と地球の大問(wèn)題」「中國(guó)で考えた2050年の日本と中國(guó)―北京烈日決定版?「習(xí)近平はいったい何を考えているのか」など多數(shù)。

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。