2017年2月2日、環(huán)球時報は、先日米ニューヨークのタイムズスクエアに出現(xiàn)した中國企業(yè)100社共同による春節(jié)のメッセージが書かれた大型広告ボードに記されていた「華商名人堂」について取材した記事を掲載した。

広告ボードのメッセージの下には華商名人堂という署名が書かれていた。記事によると、「華商名人堂」は華商韜略というメディア企業(yè)の個人メディアである。中國政府の企業(yè)信用情報のサイトで検索すると、華商韜略の正式名稱は「華商韜略北京國際文化マスメディアセンター」であり、北京朝陽區(qū)に本社を置いている。この企業(yè)は2006年創(chuàng)業(yè)で、代表者は畢亜軍（ビー?ヤージュン）氏である。

畢氏はマスコミ出身で、マスメディアを退職後に華商韜略を創(chuàng)立。同社はイベントの企畫や開催、企業(yè)のための宣伝?PR活動などが主な業(yè)務內容で、すでに1000社を超える企業(yè)と取引があり、2015年には営業(yè)収入が609萬元（約1億円）に達している。華商名人堂のサイトには中國不動産最大手の緑地集団や海南航空など中國の大企業(yè)のロゴが並び、ホームページの背景には中國のビジネス界の大物たちの顔寫真が並んでいるという。

業(yè)界に詳しい関係者の話によると、タイムズスクエアの広告はおそらく華商名人堂が単獨で出したものであり、協(xié)賛した100社の企業(yè)から広告費をもらってはいないのではないかという。また、最近の中國企業(yè)は國際的なPR活動に長けてきて、広告によって世界中の消費者に直接メッセージを発信するようになったとも指摘した。

同紙が広告ボードのメッセージに協(xié)賛した企業(yè)に取材したところ、ある関係者は話の中でトランプ大統(tǒng)領には觸れずに、「世界の消費者に向けた中國のブランドからの新年のあいさつ」という言葉を使っていたという。どうやらこれが本音なのではないだろうか。（翻訳?編集/橋本）