2017年2月8日、中國(guó)メディア?澎湃新聞によると、甘粛省景泰県の東側(cè)に、1599年に建てられたとされる全長(zhǎng)90キロ余りの萬(wàn)里の長(zhǎng)城があるが、保存狀態(tài)が極めてひどい狀況となっている。

この「明長(zhǎng)城?景泰段」は、黃土を中心にした材料を使って練り固めたもので、400年余りの経年や風(fēng)雨による劣化に加え、農(nóng)家の耕作地に浸食されたり、羊の囲いや農(nóng)家の壁の一部に流用されたりしたことで破壊され、すっかりとぎれとぎれの畝か畦のように見える悲慘な狀態(tài)になっている。

地元の農(nóng)家によると、70?80年代の農(nóng)地拡大で多くが破壊された。ここ數(shù)年は各地から長(zhǎng)城マニアが訪れ、寫真を撮っていくことが増えたが、訪れた人は一様にため息をつき、肩を落とすという。

近年は遺跡の保護(hù)意識(shí)も高まり、この明長(zhǎng)城?景泰段も2006年に國(guó)から保護(hù)指定を受け、2015年8月には省政府が保護(hù)碑を設(shè)置し、周辺の數(shù)十メートルが保護(hù)対象として決まった。

しかし、明の時(shí)代の長(zhǎng)城は、れんがなどでできた頑丈なものはごくわずかで、今後も破壊や劣化は避けられず、この程度の保護(hù)では不十分だと専門家は指摘している。（翻訳?編集/岡田）