外貨準(zhǔn)備高の減少ペースは鈍化する―中國専門家

人民網(wǎng)日本語版    2017年2月10日(金) 6時(shí)20分

拡大

中國人民銀行(中央銀行)が7日に発表したデータをみると、2017年1月の中國の外貨準(zhǔn)備高は2兆9982億400萬ドルで、同月に123億1300萬ドル減少した。資料寫真。

中國人民銀行(中央銀行)が7日に発表したデータをみると、2017年1月の中國の外貨準(zhǔn)備高は2兆9982億400萬ドルで、同月に123億1300萬ドル減少した。7カ月連続の減少で、外貨準(zhǔn)備は11年2月以降で初めて3兆ドルの節(jié)目を割り込んだ。専門家は、「人民銀が市場に外貨資金を流し込んで外貨の需給バランスを調(diào)節(jié)したことが、外貨準(zhǔn)備高の減少を招いた主要因だ。債権市場の開放など複數(shù)の要因を総合的に考慮すると、2017年には中國の國境を越えた資本流出の規(guī)模は縮小し、外貨準(zhǔn)備高の減少ペースは鈍化するだろう」との見方を示した。中國証券網(wǎng)が伝えた。

▽「節(jié)目」を重視する必要はない

人民銀のデータをみると、17年1月31日現(xiàn)在、外貨準(zhǔn)備高は2兆9982億ドルで、16年末比123億ドル減少し、減少幅は0.4%だった。國家外貨管理局関連部門の責(zé)任者は、「1月の狀況から考えて、人民銀は市場に外貨資金を流し込んで外貨の需給バランスを調(diào)節(jié)しようとしており、これが外貨準(zhǔn)備高の減少を招いた主要因だ」と指摘した。

同責(zé)任者は続けて、「舊正月の春節(jié)(今年は1月28日)があったため、國民の間で海外旅行や消費(fèi)活動が活発になり、企業(yè)の債務(wù)返済や決算などの財(cái)務(wù)処理も増加し、これにともなって外貨ニーズが高まり、外貨準(zhǔn)備高の減少を招く季節(jié)的要因となった。國際金融市場では米ドル以外の通貨の対ドルレートが全體として反発しており、外貨準(zhǔn)備のうち非ドル通貨を米ドルに換算して報(bào)告すると金額が上昇し、このことが外貨準(zhǔn)備高の増加を促す主要因になる。また外貨準(zhǔn)備の資金運(yùn)用?回収の多様化も外貨準(zhǔn)備高に一定の影響を與える」と述べた。

同責(zé)任者はさらに次のように強(qiáng)調(diào)した?!笇g際のところ、外貨準(zhǔn)備は1つの連続変數(shù)であり、複雑で多様に変化する國內(nèi)外の経済?金融環(huán)境の中で、外貨準(zhǔn)備高が上下動するのはごく當(dāng)たり前のことで、いわゆる『節(jié)目』を特別に重視する必要はない。絶対的な規(guī)模からみても、その他の充足した指標(biāo)から考えても、中國の外貨準(zhǔn)備高にはゆとりがあるといえる。現(xiàn)在、中國経済における中高速成長の持続、経常項(xiàng)目の黒字の維持、財(cái)務(wù)狀況の好転、金融システムの安定といった基本的側(cè)面には変化がなく、こうしたプラス要因はいずれも人民元が安定した強(qiáng)い通貨となるよう継続的に支えており、外貨準(zhǔn)備高が合理的でゆとりある水準(zhǔn)を保つよう促進(jìn)している」。

招商証券の謝亜軒チーフマクロアナリストは、「3兆ドルは外貨準(zhǔn)備高の最低ラインではない。外貨市場の構(gòu)築、レートの市場化という角度から考えれば、プライベート部門は対外資産をより多く保有するべきであり、公共部門すなわち人民銀が保有する外貨準(zhǔn)備高は緩やかに減少して、『國民が外貨を保有する』狀態(tài)を?qū)g現(xiàn)することになる」との見方を示す。

▽外貨準(zhǔn)備の減少幅は縮小する

同責(zé)任者は、「前年同期に比べ、今年1月の外貨準(zhǔn)備高は872億ドル減少し、前月との比較では、288億ドル減少し、減少幅は明らかに縮まっている。為替レート切り上げという要因を考慮すると、外貨準(zhǔn)備高の前年同月比減少幅および前月比減少幅はどちらもはっきりと縮小しており、ここから中國の國境を越えた資金流出が一時(shí)期より落ち著いていることがわかり、今後は中國の経済成長のエネルギーが徐々に強(qiáng)まるのにともなって、國境を越えた資金フローがより均衡を保つようになるものと予想される」と述べた。

中國民生銀行の溫彬チーフ研究員は、「今後數(shù)カ月間、外貨準(zhǔn)備の減少幅は縮小を続けるとみられる。今年1月の外貨準(zhǔn)備は主に2つの方面の影響を受けた。1つは、今年1月に米ドル指數(shù)が2.64%低下し、外貨準(zhǔn)備の投資におけるユーロ資産や円資産の価値が増大したこと。もう1つは、人民元の対ドルレートが下げ止まって反発し、元安が一時(shí)的に逆転するとみられ、これに外貨の合規(guī)性の審査が強(qiáng)化されたことが加わり、外貨の決済?購入の逆転現(xiàn)象に好転の可能性があるとされたことだ」との見方を示す。

謝アナリストは、「1月の外貨準(zhǔn)備高減少には3つの季節(jié)的要因の影響がある。個(gè)人の外貨購入の限度額制度が復(fù)活して外貨資産保有のニーズが高まったこと、春節(jié)の海外旅行で外貨購入ニーズが高まったこと、企業(yè)が債務(wù)返済期限を迎えて外貨資金が必要になったことだ。債権市場の開放など複數(shù)の要因を総合的に考慮すると、17年には中國の國境を越えた資本流出の規(guī)模は縮小し、外貨準(zhǔn)備高の減少ペースは鈍化するだろう」と予測する。

華泰証券の李超チーフマクロ研究員は、「このたびの人民元の切り上げ幅は米ドル指數(shù)の低下幅には及ばず、人民元は17年も切り上げ圧力を受けるとみられる。米ドル指數(shù)が上昇の動きをみせれば、人民元の切り下げ調(diào)整のペースは切り上げ調(diào)整を上回るものになる」との見方を示す。

また李研究員は、「人民元の対ドルレートが雙方向に変動し、変動幅が拡大していることは人民銀の目下の相場コントロールの方向性に合致している。これと同時(shí)に、外貨準(zhǔn)備の持続的な減少は人民銀の金融政策を牽制することになり、國內(nèi)の金融政策が安定?ニュートラル、マージナルという點(diǎn)で引き続き引き締め基調(diào)を取る狀況は変わらず、國際収支の受け身の局面を転換させることになる」と強(qiáng)調(diào)した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報(bào)を配信中!今回はワン?ホーディー特集!その魅力に迫ります。詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務(wù)提攜

Record Chinaへの業(yè)務(wù)提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務(wù)提攜